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みんなのレビュー36件

みんなの評価4.5

評価内訳

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紙の本

十二歳の少年が、シェパード犬と、そして人と心を通わせていく物語。しみじみと心を揺さぶる味わいが、とてもいいのです。

2009/03/24 22:42

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1942年の英国、ノーサンバーランド州を舞台に、空襲で家族を失くした十二歳の少年ハリー・バグリーが、ドイツ・シェパード犬のドンとともに、放浪の旅をして行きます。戦時下、ハリーは色んな人と出会い、多くの困難に見舞われるのですが、そのひとつひとつを相棒のシェパード犬と乗り越えながら、少年から一人前の男へと成長していくのですね。

 第二次大戦の暴風雨が吹き荒れる中、少年と犬が海辺を旅してさすらう姿が、物語のキャンバスに、生き生きと、力強いタッチで描かれていたのが素晴らしかった。本の中に登場する犬がこれほど魅力的に感じられたのは、クレイグ・ライスの『暴徒裁判』以来。魅了されました。

 作者のウェストールは、1929年生まれ。本書の設定である1942年当時は十三歳くらいですから、主人公の少年とほぼ歳が重なるんですね。作者は、どんな思いを胸にこの作品を書いていったのだろう。それが腑に落ちた気がしたのは、巻末の「日本の読者のみなさまへ」を読んだ時のこと。ここにはあえて引用しませんが、はっと胸を衝かれる文章です。

 物語の中、時にほっと一息つくことがあっても、少年は自分に、次のような警報を発せずにはいられません。<ぼくはまた一人ぼっちになる。そういう日はかならず来る。よいことは長つづきしないものなのだ>と。
 こうした寂しさを常に心に抱きながら旅を続けていく少年と、大きな悲しみに打ちひしがれた人物とが出会い、お互いの気持ちを通い合わせていくところ。その辺の描写も、味わい深い趣に満ちていました。心にしみじみと響くものがありました。

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2006/05/05 20:59

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