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ワルガキ、生き霊を追って走る! 地獄堂霊界通信 みんなのレビュー
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紙の本
思いのゆくえ。
2002/07/02 18:25
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投稿者:本箱屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
<死に部屋>てつしの兄、竜也の入院した先の病室は
「死に部屋」と呼ばれる、患者がよく死ぬとウワサされる部屋だった。
竜也の前に現れる、少女の姿の死神。
その部屋の床下に隠された秘密をあばき、
地獄堂のおやじにもらった「札」「経典」「数珠」を使い、
それぞれがそれぞれの力をつくす、死神との、最初の対決。
<生霊を追って走る!>神社にあるという生首の絵には
作者、小夜子の生霊がとり憑いていた。絵を広げた場にたまたま居あわせた
巡査、三田村。彼を、自分から離れていった恋人と取り違え、あとを追う小夜子の霊。
絵から完全に抜け出たときは死んでしまう小夜子を、子供ゆえの純粋さで
「助けてやりたい」とてつしは思う……。
人間の狂気は、生やさしいものではない。
死なせてやることもひとつの救いだとおやじはいう。
本当にかわいそうなのは「気が狂うほどほれる価値のないやつ」
にほれたことだと竜也はいう。
最悪の悲劇をさけるためには、受けとめて、なげださないことなのだ、と。
果たして自分がその立場にいたら、どうなるかはわからないが、
忘れずに心にとめておこうと思うのだ。
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