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[ 内容 ]
人の歴史あるところ、賭博の歴史あり。
なかでも闘鶏、決闘から、富くじ、サイコロ、サッカーくじ、日本の大相撲や首相レースにいたるまで、およそあらゆることを賭博の対象としてきたイギリス人にとって、賭けの意味とは。
彼らの多彩な賭博の歴史のなかから、「勝負する動物」人間にとって賭けとは何なのかを考える。
[ 目次 ]
第1章 動物いじめとサイコロ賭博
第2章 富くじの隆盛
第3章 国全体が賭博場
第4章 闘鶏から決闘賭博まで
第5章 賭博場の世界
第6章 ギャンブラーたち
第7章 賭博取締り
第8章 賭博と階級
第9章 サッカーと賭博
第10章 イギリス人にとって賭博とは
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[ 参考となる書評 ]
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現在のイギリスにおいては、賭博は一方的に抑圧するのではなく、ある一定の範囲内でできるだけ健全な形で賭博が楽しまれるよう配慮することとされている。
その背景には、上流階級では賭博容認、下層市民に対しては賭博禁止とされてきた歴史的経緯がある。
人間は勝負する動物である。
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イギリスにおける賭博の歴史、その取り締まりの歴史を振り返り、最後はイギリス人にとって賭博とは、というテーマで締めくくる。
動物いじめなど、よくもまあこんなもんやったな、という話だが、300年後には競馬も似たような語られ方をするのかもしれない。初回の富くじを売るための奮闘、取り締まりをめぐるすったもんだも含め、重いテーマながらすんなり読めた。