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ありがちな心理療法の失敗例101 もしかして、逆転移? みんなのレビュー
- リチャード・C.ロバーティエロ (著), ジェラルド・シェインウルフ (著), 児島 達美 (ほか訳)
- 税込価格:3,674円(33pt)
- 出版社:星和書店
- 発行年月:1995.9
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紙の本
カウンセラーも人間だものね、と実感。
2001/08/03 16:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
“転移”というのは大雑把に言って、患者が治療者(カウンセラー)に自分が他の人間に対して無意識のうちに抱いている様々な感情——怒りや愛情など——投影してしまうこと。そして“逆転移”というのは治療者の方が患者に対し、自分の中の何かしらの問題を投影してしまうこと。本書はそれらによって失敗したカウンセリングの例について書かれています。
患者に誘惑されてうっかりそれに乗ってしまった若い医師。自分のコンプレックスを刺激されて思わず患者に怒りをぶつけてしまった女性治療者。患者の自堕落な生活にきっぱりと「NO」を告げられなかった医師など…。とにかくとにかく、同じパターンの患者に同じ治療をしても効くとは限らないのだから本当に大変です。
タイトルに「ありがちな」とついていることからも分かるとおり、本当に“やってしまった”感の強い失敗話ばかりこれでもかと並べられているこの本を読んでいると、治療する側だってやはり人間なんだな…と妙にしみじみ実感する感じでした。
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