紙の本
うらやましい最期
2018/11/25 22:15
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな風に老いて、こんな風に最期を迎えられたら、こんなに幸せなことはないなと、思いました。
大人向けの絵本としても、とても素敵な一冊だと思います。
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このぶたばあちゃんは、
孫娘と2人で
ずっと長い間くらしていました。
2人は
何もかも、分け合いました。
掃除も仕事もご飯のしたくも…。
そして、共に食事をとり
楽しく暮らしていました。
でもある日、
ぶたばあちゃんは、
普段どおりに起きてきませんでした。
今までと違う
ベットでの食事。
眠りつづける
ぶたばあちゃん。
孫娘は、今まで、2人でしてきた事を
1人ですませました。
ちょっと元気になった、ぶたばあちゃん。
いよいよの支度が始まったのです…。
孫娘の心配な姿…。
ぶたばあちゃんの現実を知り、
現実を見つめる勇気。
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えーアマゾンで売ってないの!すごいいい絵本なのにっ! ブタのおばあちゃんがきびきびと天国への用意をする姿が、何だかジーンときます。そして最後の夜、孫ブタちゃんが「今夜はぎゅってしてていい」といってお話は終わり。しみじとしました。
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涙なくして読めない、すごい絵本です。
これ絵本?って聞きたくなるくらい。
涙。
ナミダ。
なみだ。
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いつも一緒だったおばあちゃん。ある朝突然いつもの時間に起きてこなかった・・
とても悲しい気持ちになるが、自然のなりゆきを受け入れる気持ちを持つことを教えられる絵本。しんみりと心に残る。
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「ぶた」のぶたばあちゃんと孫娘の二人だけの生活は、いつも同じ流れで過ぎていきます。けれど、ある日ぶたばあちゃんの動きがゆっくりと止まっていきます。 最後の日に向けて穏やかにすごくぶたばあちゃんと、それを悟ってけなげに動く孫娘の様子が、モネの絵のような美しいイラストとともに描かれます。 高学年でも十分。是非よんで上げてください。
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これは文句なしに泣く本。
いつも一緒、いつも二人で仕事を分け合っていたのに
ある日ぶたばあちゃんはいつもの仕事ができなくなった。
自分の死をしっかり受け止めて天国へ行く準備をするぶたばあちゃん
ぶたばあちゃんの死をちゃんと受け入れる孫娘
最後の、今夜はぎゅっとしてていい?がぐっとくる。
こんなきれいに死ねるもんか。
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この絵本は、とっても優しい色使い、筆使いの絵に先ず魅かれました。
おばあちゃん豚と孫むすめの豚だけが登場します。
おばあちゃん豚と孫豚は二人でずっと一緒に暮らしていましたが、別れの日が近づいてきました。
おばあちゃん豚は「木々や花々、空などを見て目にごちそうを与えたい」と孫豚と町をゆっくり散歩します。おばあちゃん豚は、風景を眺めたり、においを嗅いだり、耳を傾けたり、最後の日を慈しむように過ごします。
その晩、孫豚は小さい頃怖い夢を見た時にしてもらったことをおばあちゃんに最後にしてあげます。
おばあちゃん豚をぎゅっと抱きしめて眠りました。
上手に言葉にできないけれど、「生」が残されている者、「生」を終える者の別れをどう迎えるかを考えさせられる絵本でした。
別れや、どう生きるかについてじっくり静かに考えてみたいと思いました。大人になってから出会えて良かった絵本です。
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ぶたばあちゃんと孫むすめは、ずっと長い間いっしょに暮らしてきました。
ふたりはなにもかも、仕事までわけあいました。
何をするのもいっしょです。
でも、そんなぶたばあちゃんもだんだん元気がなくなります。
ある朝、ふだんどおりに起きてきませんでした。
が、次の朝、「きょうは、いそがしくなるよ。わたしは、したくをするんだからね」
と言って、おしゃれな帽子をかぶりでかけていきました。
借りていた本を図書館に返したり、
銀行に行って講座を閉じたり、
いろいろな支払いをすませたり....。
それからぶたばあちゃんは、孫むすめを連れて散歩にでかけました。
「目に、うんとごちそうしてやりたいんだよ」
木の葉のかがやき、
空の雲、
水にうつるあずまや、
雨の中の土のにおい.....
なにもかもを心ゆくまで眺め、耳をかたむけ、においをかぎ、
すべてを味わうふたり。
ふたりが知っているいちばんいいやり方で、
お別れをする、ぶたばあちゃんと孫むすめ。
生きるということ、楽しむということ、味わうということ、
与えること、伝えること、受け取ること......
そんなことが、しみじみと染みわたってくる絵本でした。
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終わりの始まりを迎え、それをありのままに受け入れるぶたばあちゃんと孫むすめの切なくも温かい絵本。柔らかな絵と色彩も相まって、包み込まれるような世界への喜びと家族との深い愛情を感じます。
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先日、祖母をなくしたばかりでこの本を読んだのですが
読み聞かせしてる最中に涙がとまらなくなりました。
いつかはくるお別れの日、、こんな絵本の二人のように
最期を過ごせられれば理想です。
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ぶたばあちゃんとまごむすめのお話です。
自分の命がのこりわずかだと感じたぶたばあちゃんは、
まごむすめにやさしく静かにいきていく道を教えます。
感情の抑揚が落ち着いていて、
それがかえって心に響きます。
通年読める内容だとは思いますが、
あえて敬老の日のある秋に属させました。
ちなみに読み聞かせには少々時間が必要です。
少し長めでした。
追記*
文中の「あづまや」を子どもたちに辞書で調べさせましたが、
正しい表記は「あずまや」だったため
なかなか見つけられず大変でした。
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立つ鳥、跡を濁さずと申します。しかし多くの人々が最後まで誠実に生きて綺麗に旅立ちたいと思いつつ、それはなかなか難しいことのようです。この絵本はその可能性を美しく示してくれます。ぶたばあちゃんと孫娘は、長い間、一緒に暮らしてきました。どのような仕事も分かち合ってきたおかげで、孫娘は一とおりの家事をこなすことができます。体が弱ってきたぶたばあちゃんは最後を悟り、借りていた本を図書館に返し、次の分は借りず、銀行へ行ってお金を全部引き出し、口座を閉じ、食料品店に行って支払いを済ませ、電気代を払い、残ったお金を「大事にして、賢く使うのよ」と泣きそうな孫娘の財布にしまいます。そして、ふたりで過ごした町をゆっくり歩いて、輝きに満ちた自然をまぶたにしっかり焼き付けます。そしてある日、ぶたばあちゃんは起きてきませんでした・・・。この本のもうひとりの陰の主人公は孫娘です。人間福祉の役割の意味が良く分かります。(レビュー者:聖学院大学:阿久戸光晴学長)
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今検索したら「だいじょうぶだよ、ゾウさん」が出てきたんだけど
読んでるときもそれが思い浮かびました。
死への準備というか
そういう話でした。
おばあちゃんと孫娘の、かなしいけど前向きな
別れまでの話
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原題:
Old pig
文:
ひらがな、カタカナ、漢字(ふりがな)
絵:
絵の具?