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おじいちゃんとのクリスマス みんなのレビュー
- リタ・テーンクヴィスト (文), マリット・テーンクヴィスト (絵), 大久保 貞子 (訳)
- 税込価格:1,388円(12pt)
- 出版社:富山房
- 発行年月:1995.10
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絵本
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紙の本
ふんわりとした暖かさがにじみ出すクリスマスの物語
2005/01/17 03:47
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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
チェコではクリスマスのごちそうとして、コイを料理して食べるのだそうです。
このお話は、おばあさんを亡くしたおじいさんと、おじいさんが淋しい思いをしないように、と、やってきた孫のトマスと、トマスに買われたコイの物語。
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クリスマスイブ。
おじいさんとトマスは、ツリーとコイを買いに行くことになりました。
おじいさんが「いつもなら、おばあさんがコイ、わたしがツリーを買ってきたものだ」と言ったので、トマスは「今年はぼくが、おばあちゃんのかわりをするよ!」と答え、一人でコイを買いに行きます。
人波にもまれる中を、お金をにぎりしめてコイを買いに行くトマス。
大きな桶の中で、ひときわ元気のいいコイを買って、おじいさんの家にむかいます。
絵本は、途中、苦しそうなコイに水をかけてあげたり、ガチョウやハクチョウ、犬にまでねらわれながら、大事に大事にコイをつれかえるトマスの姿を、ていねいに描いています。
ようやく家にたどりつたコイを、お風呂に水をはって放してやり、おもちゃまで浮かべるトマス。
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ところで、コイは、なんのために買ってきたんでしたっけ?
ああ、そうでした。イブのごちそうのため!
コイは、どうなってしまうのでしょう?
そして、トマスの気持ちは?
かなり文章が長いのですが、ゆっくり、じっくり読んでもらいたいなあ。
ごちそうとして食べてしまうはずのコイに、どんどん感情移入していくトマス。
おばあさんを亡くして、淋しいけれど、孫とのクリスマスを楽しもうとしているおじいさん。
つづられた表面的な言葉の奥に、書かれていないけれどあふれだす、トマスとおじいさん、それぞれの優しい気持ち。
丁寧に描かれた絵と文章は、ふんわりとした暖かさがにじんでいます。
うたたね通信社
紙の本
あるいはこの物語が読者の純粋を引き出してくれるかもしれないとも僕は思う。
2002/11/03 17:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くーぱー - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに「クリスマス」と付くからにはもちろんクリスマスの時期に読むことを薦めるが、それ以外の時期でも充分心にしみわたる物語だと思う。ただある程度の純粋な心を失っていなければ。あるいはこの物語が読者の純粋を引き出してくれるかもしれないとも僕は思う。
この本を読むことで、ある時は主人公「トマス」の気持ちになり、またある時はあるときはおじいさんの気持ちになることが出来る。
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