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ピーター卿が恋をしてしまいましたね。パーカー警部とレイディ・メアリも婚約ですね。めでたい!
クリンプスン嬢の活躍も相変わらず鮮やか! マーチスン嬢にもまた登場してほしいですね。
動機は、今回もやっぱり金だったのです。やりきれないなぁ。
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シリーズ5冊目▲嘔吐に見舞われた恋人の遺体から砒素が検出。被告人は偽名で砒素を購入しており…圧倒的な不利を覆さんと立ち上がるピーター卿▼囚われの姫君として作者が登場?否、神なる作者が故、ハリエットの友人がこぞって褒め上げるピーター卿を奉仕者とす女神爆誕!御前は大戦時の諜報員活動の経験を活かし〈猫舎〉を設立、クリンプスン&マーチスン両嬢が大活躍。バンターはいつも通りの活躍。明らかにおかしい〈魅了〉という状態異常にかかった御前は黒幕的に迷走、周囲をおめでたムードに塗り替え快走。猛毒仕込むは作者也(1930年)
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ピーター卿が、狡猾な犯人を追い詰めた方法が、かなり無茶というかヤバいというか。探偵vs犯人の痛快さという点では、セイヤーズの〈ピーター卿〉シリーズでは一番好きかもしれない。
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シリーズ第五弾。
探偵小説家のハリエット・ヴェインは、元恋人・フィリップを毒殺したとして告発されてしまいます。
ハリエットにハートを奪われてしまったピーター卿は、彼女の無実を証明するために捜査に乗り出しますが・・・。
何だか唐突に恋しちゃった感がありますが(まぁ、一目惚れってヤツですかね~)、勾留中のハリエットに面会に行って、いきなりプロポーズしたりと、ある意味ピーター卿らしいといえばらしいですね。
殺人の罪を問われているハリエットからすれば”それどころじゃないっつーの”というところでしょうけどw。
で、そんな恋する男・ピーター卿が愛しいハリエットの為に奔走するのですが、圧倒的に不利な状況を、どう覆していくか・・・このムズい案件に対して、ピーター卿が・・というより、今回は彼の周りのサブメンバー達が良い働きを見せてくれております。
何といっても〈猫舎〉のご婦人方の活躍は目覚ましく、個人的に"この巻は〈猫舎〉につきる!"と言いたい程、クリンプスン嬢&マーチスン嬢の“探偵&スパイ”っぷりが楽しくて、彼女達が“仕事”をしている場面は脳内で「マルサの女」のテーマが流れておりました。
(ただ、やっている事は違法なんですけどね・・(^^;))
そもそもクリンプスン嬢が、冒頭の裁判で陪審員のメンバーだったというのがミラクルですよ!(え?これ仕込みじゃないですよね?)彼女がハリエットの無罪を主張したおかげで、調査にあてられる猶予期間ができたってことですものね。
それも含めて、大手柄のクリンプスン嬢・・お馴染み(?)の“クセツヨお手紙”も楽しませて頂きました♪
そして、我らがスーパー従僕・バンターもきっちりアシストしてくれていましたね。
犯人に関しては、中盤辺りから目星がついてくるので、意外性はなかったのですが、その毒殺方法の用意周到ぶり(体を張ってまで!)には思わず唖然となった次第です。
ということで、今回は〈猫舎〉メンバーの大活躍もあり、ワクワクしながら読ませて頂きました。
あ、ピーター卿も何もしなかった訳ではなく、妹と親友をくっつける為のキューピットをしていました(勿論、事件の推理もしていましたけどw)。
パーカー首席警部には幸せになってほしいと思っていたので、喜ばしい限りですね。
そして、肝心のピーター卿とハリエットの仲は今後どう進展していくのか、楽しみに見守りたいと思います~。