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タイトル通り、様々な多面体の折紙の折り方を紹介している本です。驚くべきことは、糊を一切使わないという点。著者本人は(発刊当時は)理論物理学の大学院生だったためか、数学的な記述が多くストイックな印象を受けるかもしれません。が、インストラクションに従えば本当に折れるので、子供向けにサッカーボール型を折るのもいいかもしれません。
著者はTVチャンピオン、折紙の回の準優勝者。
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このところ、折り紙関係の本を数冊買ってしまった。そのきっかけが本書。大人の科学マガジンAKARI折り紙を買って、そのなかで、著者川村みゆきを知った。造形的な折り紙は、あまり好きではない。布施知子さんのブロックが好きなのだが、このような多面体の世界があるとは。本書のオリジナルは、大学院生のころ自主出版したものだと知り、さらに驚く。
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あらゆる立体の中で正多面体から得られる感覚は極めて単純なものに思える。我々は様々な感覚を得ることで、すなわち目で見、手で触ることでその対象の実在を知覚する。その視点をとれば正多面体は一つのプリミティブな刺激とも言えるのだろうか。
自らの知覚と存在について思いを巡らせたい時、正多面体の製作から得られる刺激もまた思索の糧になるかもしれない。