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紙の本
シリーズ20作目。カドフェル最後の活躍
2002/03/13 20:14
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投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
修道士カドフェルのシリーズ20作目。
自分の大切なモノを守るため、修道士としての誓いを破ってまでも旅に出たカドフェルは、王位を争う二つの陣営の戦闘にまきこまれてしまう。殺人がおきたりはするものの、ミステリというよりは冒険小説、そして何より、二組の父と息子、一組の母と息子の対立・和解・出会い・別れを描いた親子の物語です。
命を懸けてまで、信仰の道から外れ、背教者として生きていかねばならない覚悟までして守りたいモノを持つカドフェルが、カッコよくうらやましく感じました。
本書で20作続いた修道士カドフェルのシリーズはおしまい。1作目を読み始めたときには当時の情勢など作中である程度は説明してはあるもののいまひとつよくわからないまま。地名や人名で苦労しましたが、登場人物や当時の風俗などがよく書けているので、2作目3作目と読み進めていくうちにすっかりシリーズのファンになりました。
20作という節目、シリーズを終わるにふさわしい大団円といった内容になっていますが、解説によると作者はシリーズを終わらせるつもりはなく、次作を書いていたのだそう。その途中で急逝してしまったらしい。まだまだカドフェルの活躍を読みたかっただけに、残念でなりません。
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