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人月の神話 狼人間を撃つ銀の弾はない 増訂版 みんなのレビュー
- フレデリック・P・ブルックス,Jr. (著), 滝沢 徹 (ほか訳)
- 税込価格:3,190円(29pt)
- 出版社:アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン
- 発行年月:1996.2
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高い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/07/27 18:09
ソフトウェア開発プロジェクトに関する古典的名著の復刊・増補版です
投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典的名著として非常に有名な本です。 原版の発行は1975年だが、その後20年を経て1995年に20周年記念増訂版として再刊されています。
最後に新しく1つ章が追加され、著者自身が20年の間に何が変わって何が変わっていないのか、20年前の議論で何が正しくて何が誤っていたのかを振り返っています。
設計全体の統一性の重要性をはじめ、今もなお重要で行き続けている内容で、あまり最近では語られていないため、新鮮味すら感じる部分もあります。ソフトウェア開発とは、また、開発プロジェクトとはどういうものなのか、その根本にあるものを考える上で役立つのではないでしょうか。
低い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2001/08/16 16:27
狼男を撃つ銀の弾丸は無い──『人月の神話』復刊現実的な人間を含んだ,ソフトウェア開発論の出発点
投稿者:水城徹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『人月の神話』について,本来なら説明はもう要らない筈である。
何故なら,この本は,元はと言えば四半世紀前に出たものだからだ。 “狼男を撃つ銀の弾丸は無い”という有名なセリフも,著者が論じてから,もう二十五年が経った。
しかし,現実には,『納期がヤバいという時期になってマネージャーが増員したけど,来たのは新人で,教育の手間がプロジェクトを更にデンジャーに』とか,『コンサルタントに騙された上司が導入した新開発ツールのせいで現場発狂』というのは、未だに良くある話である。
そういうデスマーチ感溢れる状況に覚えがあるなら,『人月の神話』を読んでおいたほうがいい。
また,流行りのエクストリームプログラミングに浮かれる向きも必読だ。『日経雑誌に載っていたから』と周囲に信仰じみた害毒を撒き散らす前に,本書を読むべきである。全ての問題を解決する魔法,『狼男を撃つ銀の弾丸』は無いのだから。
会社での仕事のような,組織的なソフトウェア開発には,人間関係やドキュメントなどの政治的,官僚的な側面が必ず忍び寄ってくる。実のところそれは,とても大きな部分だ。そして,避ければ避けるほど,貴方は最悪な環境,システムを掴まされることになるだろう。
プログラマーはグループ,チーム,メンバの役割や技量,コミュニケーションのような政治的な部分に,自覚して注意を払うべきなのだ。ドキュメントの質とバージョンに考慮を払うべきなのだ。特に,プロジェクトをまとめる立場になったら,しっかりと考えて欲しい。
本書は,その出発点として最適である。なぜなら,本書こそ,現実的な人間を含んだ,ソフトウェア開発論の出発点だったのだから。
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紙の本
ソフトウェア開発プロジェクトに関する古典的名著の復刊・増補版です
2002/07/27 18:09
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投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典的名著として非常に有名な本です。 原版の発行は1975年だが、その後20年を経て1995年に20周年記念増訂版として再刊されています。
最後に新しく1つ章が追加され、著者自身が20年の間に何が変わって何が変わっていないのか、20年前の議論で何が正しくて何が誤っていたのかを振り返っています。
設計全体の統一性の重要性をはじめ、今もなお重要で行き続けている内容で、あまり最近では語られていないため、新鮮味すら感じる部分もあります。ソフトウェア開発とは、また、開発プロジェクトとはどういうものなのか、その根本にあるものを考える上で役立つのではないでしょうか。
紙の本
狼男を撃つ銀の弾丸は無い──『人月の神話』復刊現実的な人間を含んだ,ソフトウェア開発論の出発点
2001/08/16 16:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:水城徹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『人月の神話』について,本来なら説明はもう要らない筈である。
何故なら,この本は,元はと言えば四半世紀前に出たものだからだ。 “狼男を撃つ銀の弾丸は無い”という有名なセリフも,著者が論じてから,もう二十五年が経った。
しかし,現実には,『納期がヤバいという時期になってマネージャーが増員したけど,来たのは新人で,教育の手間がプロジェクトを更にデンジャーに』とか,『コンサルタントに騙された上司が導入した新開発ツールのせいで現場発狂』というのは、未だに良くある話である。
そういうデスマーチ感溢れる状況に覚えがあるなら,『人月の神話』を読んでおいたほうがいい。
また,流行りのエクストリームプログラミングに浮かれる向きも必読だ。『日経雑誌に載っていたから』と周囲に信仰じみた害毒を撒き散らす前に,本書を読むべきである。全ての問題を解決する魔法,『狼男を撃つ銀の弾丸』は無いのだから。
会社での仕事のような,組織的なソフトウェア開発には,人間関係やドキュメントなどの政治的,官僚的な側面が必ず忍び寄ってくる。実のところそれは,とても大きな部分だ。そして,避ければ避けるほど,貴方は最悪な環境,システムを掴まされることになるだろう。
プログラマーはグループ,チーム,メンバの役割や技量,コミュニケーションのような政治的な部分に,自覚して注意を払うべきなのだ。ドキュメントの質とバージョンに考慮を払うべきなのだ。特に,プロジェクトをまとめる立場になったら,しっかりと考えて欲しい。
本書は,その出発点として最適である。なぜなら,本書こそ,現実的な人間を含んだ,ソフトウェア開発論の出発点だったのだから。
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