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「教え育てる」ことの意味を考えさせられる本。子どもを一人の人間として自立させるために,教師として何が必要か。若いうちに,教師の心構えとして読んでおくとよいと思う。
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教員を目指す人は是非一読を・・・。子どもが慕ってくれる事に酔いっぱなしではなく、教師は教育のプロとしての意識を強く持たないといけないと厳しく書かれています。国語関係の話が多いですが、マインドの部分はすべての教科に通じると思います。
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教員を目指すことに意欲を持ち始めたことを契機に読んでみた本。
とてもためになりました。
教師とは何なのか、どのような教室を作ることが理想なのか、ということを具体的に教えてくれる本でした。
こういう話は大学の教職課程でもまだ聴いたことがなかったので、とても興味がわいて熱心に読むことができました。
メモもたくさんとりながら読んだくらいです(笑)
しかも、著者は私が目指している国語教師をされている方で、しかも中学校で教えていたことがあるという、まさにぴったりの先生でした。
若い教員向けということですが、教員を目指している人も読むと良いのではないかなという本。
しかし、ちょっと話が古いというのが難点かな、と。
私は教師ではないから傍観からの感想になってしまい、実際のところはどうなのかわからないのだけど、僭越ながら、理想が高すぎるというか、考えが甘い気がする…と思うところもいくつか。
しかしそのようなちょっとすんなり飲み込めない部分よりもたくさんの勉強になる部分があったので総じて素敵な本だと思いました。
わかったこと、知ったこと、勉強になったことは書ききれないほどたくさんあるので、一番心に響いたことを書きます。
それは、もしかしたらこの著作を読んだ方皆さんが挙げる箇所かもしれませんが、「仏の指」の話のところです。
まさに、このような教師を目指すべき、いや、教師をするからにはこのような教師にならなければならないのだ、と思いました。
私はまだ教員ではないけれど、早いうちにこの本を見つけて 読むことができてよかったと思います。
目指すべき教師像を少し鮮明にできた気がするので。
そして、教師になれた暁にはもう一度この本を読んで気を引き締め直したいと思いました。
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まさに教えるということは何かを問いかける内容であった。
子どもに対する教師のまなざし、意識がどういったものであるべきかを考えさせられた。
専門職としての教職を教員はもちろんであるが、教育の現場で教えるということも、事務作業もすべてが教員で行っていることをどう捉えるべきなのか。そして連続性のある教育の仕組みをどう考えるのか。それは小学校でABCを習うから、中学1年で動詞を習うというカリキュラムだけでなく、一個人の成長がどうあるべきなのかを社会も考えるべき。
そしてこれは教育者だけに対する問いではなく、社会を形成する大人へ与えられた命題であると思う。
教えるということは、教員だけに与えられた行為ではない。家庭では親が子に教えるということがあるであろうし、会社に行けば部下、後輩に教えるということがあるはず。人間をどういったまなざしで見るのか。そのまなざしが醸成されることで成熟する社会もあるのではないだろうか。
人に対するまなざしが浅いこと、そもそもあったのかどうか、自分自身の在り方を反省させられる。
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叱咤激励されているような気持ちになりました。
同じ国語教師としては、子どもの言語能力をあげるためには、日々の教材探しを怠らない姿勢に感服。
そして、「子供は伸びたがっている」という言葉に勇気づけられました。
日ごろ、静かにしない、興味を持たれない授業をしがち。
叱りつけることが必要だと思っていたのですが、面白い授業、夢中になる作業を与えることが、教師の務めなのだと思いました。
それも、面白さがきちんと中身のあるものとなっていて、子どもが自立して一人前になるための言葉の力をつけられるものじゃないといけない。
それを「してあげた」というのじゃなくて、子どもが気付かないうちにそうなっているようにしてあげる。
本当にいい先生というのは、思い出に残る先生じゃなくて、子どもが一人で歩める力へと導いてあげることなのだと実感いたしました。
そのほかにも学ぶことは多かったです。
とにかく、大村さんの自分自身への厳しさに胸を打たれました。
教師が学ぼうとする姿勢が、子どもと同じ視点に立つことだと書かれていましたが、まさに、大村さんの学ぼうとする姿勢、つねに新鮮でいようとする姿勢は、私のような新米の教師の「学ぶ側」と同じ視点に立っていると感じられ、「この人のいう事なら聞ける」という気持ちにさせられました。
わたしもいつまでも学ぶ姿勢を持つ教師でいたいです。
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20代の若手は、現場で頼りなく感じてしまうけど、今しかできない仕事を果たしたい!☆アイデアの時代です☆
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ずっと現場で戦後から先生をやっていた、大村はまさん(女性)のエッセイ集。自分を超えて、次の時代を作っていく人たちに自分のできることを伝える、と考えて、生徒に教えている、と語っているところがとても印象的。
「声帯を震わせずに本を読めるようにしてあげることの重要さ」など、知らないことも多くためになりました。いやー面白かった。
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今の自分にはすごく心を打つ言葉が多くて、ためになりました。
今年の経験があるから、受け入れることができる言葉の数々。
改めて、教師のとしての在り方とか今の自分の足りないところを知ることができる一冊でした。
特に言ってはいけない言葉の数々。
「わかりましたか?」
「静かにしなさい。」
「読んできましたか?」
こういうことよく言ってる。。。
ということはまだまだなんだなと実感できました。
この本を読んで、みんなと話すのが楽しみ!
でも、これを読むと国語やりたくなるな~。。。
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生協で見つけて衝動買い。
教育を志す者として、読んでみたいと思います。
大村はまさんの本だし。
すごく勉強になりました。
もうちょっと経ったらもう一度ちゃんと読んでみたい。
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時間がなくて最後の方はざっくり読み。
幸田文さんの文章を引用してあって、
それは、なにかしてあげたかもしれないけど
それがわたしの生きがいだった。
あなたを世話し、あなたを愛し、
あなたりために心配し、いろいろなことを
やってあげることがわたしの生活そのものであったし
生きがいであった。それでじゅうぶんむくいられたのであって、
わたしの恩義のようなものを感じることはない。
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色々納得する部分はあったが、特に心に刻まれたことは
教師は専門職なのだ
ということ。
教えることに責任がある。子供が授業を理解できないのは、教師が仕事をしてないから。
子供が授業に積極的でないのは、プロとして力量が足りないから。
わからせる
興味をもたせる
そのためにプロ意識を持つこと。
持てるよう、努力すること。
この本を読んで
ただ教えてれば良い訳じゃないんだって
わかってはいたけど強く思った
自分にたいしてとても厳しさと覚悟がいる。
子供が好きだとか優しく温かい心とかそんなのは当たり前で
「いい人」というだけではだめだと著者はいう。
職業人として一人一人にどれだけ力をつけられるか。
それこそが子供に捧げた最大の愛情の証なのだそうだ。
そうよなぁ
つまり人気な教師とか親切な教師とかそういう基準はあんま関係ない
思い出されなくてもいい
生徒が生き方の過程でつまづいていたら
気付かれない程度にそっと手助けして
生徒が「自分で乗り越えられたぞ!」と思う
その自信は、きっと生徒の生きる力になる
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私が思っていること、望んでいることがズバリと書いてあり、何度も「その通り!!」と頷きました。とても平易な文章でわかりやすく書いてあり、そういうところも素晴らしい先生なのだなぁと思いました。
「教師は専門職」と言い切り、子ども達を導く師としての心構えや姿勢が全編を通して書かれています。教師を目指す方々には勿論のこと、教育に携わる方、お子さんをお持ちの方に強くお薦めします!
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指導方法の参考になると思い挑戦。
気づいた点
1、教える相手が教育を受ける事が目的ではない
2、教える相手の到達して欲しいところが異なる
正直役に立たせ方がイメージできなかった
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教えるということ。
教師という仕事。
なんと尊い仕事なのだろうと思いました。
「一生懸命にやればうまくいくという考え」の「甘さ」、という表現。
なんと厳しい姿勢なのだろうと思いました。
子どもの成長のために本当に必要なものは何なのかを真摯に見つめ、行動すること。
専門職として「ある」こと。
子どもとともに「ある」こと。
それはただ一緒にいることではなくて、教師自身も学ぶ苦しさと楽しさを、現在進行形で味わっていること。
私は教職にはありませんが、はっとさせられる部分が幾つもありました。
私は私の仕事で子どもとともにあれるように、私も日々子どものように学び、成長していこうと思います。
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教師は教団に立った時点でプロフェッショナルでなくてはいけない。
学校は教えるところ。家は家庭生活するところ。
そのため、家で読んでこい。やってこいといのは教師の仕事を放棄していることと一緒。
教師として少しでも生徒の将来設計に携わりたいです。