紙の本
少女風だけどしっかりした作風
2007/03/13 23:59
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
お涙頂戴的な展開ではなく、少し意外でした。映画ではそうなっていそうだけれど。
コバルト文庫風の少女タッチな作風ながら、大人の男をも意識させる不思議な作品。
主人公・歩太の父親や春妃の夫の存在が程良い伏線になっていて、効いています。
紙の本
煌めきと切なさと哀しさ
2021/02/12 20:01
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいぶ昔ですが、ベストセラーになっていて読みました。二度と戻れない青春の煌めきと切なさと哀しさに溢れていました。
紙の本
やさしい空気の流れる小説
2003/02/10 22:11
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投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸大志望の予備校生・一本槍歩太の恋愛を描く。
やさしくも鮮やかな色合いと比喩表現を巧みに使い、視覚に訴える情景が描かれている。それはまるで風景写真のような透明感を持ち、そしてそれに奥行きのある文章が加わり、その情景は事細かに瞼の裏に浮かぶ。
テンポが良く、一度読み進めると、そのままどんどんページが進む。その点も、この小説の魅力のひとつだ。恋愛の胸を締め付けるような切なさと儚さ、そして歩太の心情にとても共感でき、私は最後までこの物語に引き込まれていた。
この小説は最初から最後まで、恋愛の切なさや儚さがある一方で、胸がときめく瞬間や、とてもやさしい空気が流れている。
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偶然、19歳の予備校生、歩太は電車で乗り合わせた年上の女性に一目惚れする。
名前も住んでいる場所もわからない彼女。
その女性が偶然、精神的病を抱える父親の担当医でしかも偶然、ぼくの恋人の姉だということがわかる。
非常に読みやすい、情景描写も浮かんでくる文体にのめりこみました。
著者の本を知った1冊で、この後、著者の作品はすべて読んで切る。
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恋愛小説とは、ハッピーエンド、若しくはその反対のどちらかに分かれるものだと思っていました。
けれど、この小説はどちらでもない、愛する人を失っても自分は生きていかなくてはいけないという現実を受け止めた不思議な小説でした。
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村山由佳さんと出会った最初の1冊。この1冊がなければこの人の他の小説は読まなかったかもな〜…。状況や心理の描写が巧く、丁寧な文章なので小説が比較的苦手な方にも読みやすいかと思います。
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最近はまってる「おいコ」シリーズの村山由佳のデビュー作。人から薦められて読んだんだけど結構衝撃的。読み終えた時のなんともいえない空気が今でも頭に残ってる気がする。
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よみはじめたきっかけは
出てくる駅名が当時通っていた
とあるところの駅の途中に
あるところだったから。
あとこの綺麗な表紙です。
読んでみたら面白くって
この作家さんのファンになって
文庫サイズのはほぼ全部持っています。
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ありきたりと言えばそれまでだけど、著者自身が書いているように、めちゃめちゃ切ない恋愛小説。
シーンが映像で浮かんでくるような描写力にも引き込まれます。
私にはホームに立つ春妃の姿が見えました。
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19歳の予備校生の歩太と、27歳の精神科医の春妃の
美しく、切な過ぎるラブストーリー。
読んで泣きました。いろんな思いのこもった涙かな。
この本を読んだ当時、私も歩太と同じ19歳でした。
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村山由佳さんの本の中で4番目くらいに読んだ本。この方のお話って何でいつも胸がきゅって痛くなって切なくなるんだろう。ラストにはやっぱり泣いてました。
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ラジオドラマにもなった純愛小説です。ラストに近づくにつれて涙が出ます。軽い恋愛に疲れた人が読むと癒されるはず。
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a little catの依音ちゃんの影響と綺麗なタイトルに惹かれて読み始めた、村山さんの作品で初めて読んだもの。もう、なんていうかすごく言葉が優しくて、物語に引き込まれちゃいました。
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好きな作家の1人、村山由佳。この人の処女作なんだけど、これがすごく泣けました。歩太と春妃の年の差が8つ。これ読んだとき、先生のことが好きで丁度年の差が8つだったんですね。なんかこの本読むとそればっかり思い出します。(苦笑)
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このお話を読んでから三島由紀夫を読み始めました。
ものすごく、恋愛小説。これぞ王道!ってくらいの。