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みんなのレビュー44件

みんなの評価3.9

評価内訳

44 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

『朱鷺飛来図』見てみたい

2002/02/27 00:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まめ  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ホラーは怖くてナンボ。これは怖い上に面白く、一晩で読み切ったものを今回再読。人間性の怖さを感じるホラーと、それ以外のオカルト的要素に感じる怖さがあるけど、この作品は後者。たかが鳥かと侮るなかれ。自分が彼らの立場だったらはっきり言って怖いよ。
 一件落着かのように思えた後で追い討ちをかけられる辺りもまた良し。

 珠枝がなぜ傷を負って郷里に帰ったのか、また壮絶な自殺に至った原因を探求する辺りはミステリ的要素も濃い。史子の足跡を辿ることによって、『朱鷺飛来図』に隠された恐ろしい構図の謎も解けてゆく。まあ、ミステリとして読んでは禁じ手になると思うけどね。

 そしてこれは「30歳を過ぎて結婚もしない」と家族から煙たがられながらも、金髪碧眼の美少年を描き続ける葉子と、人気バイオレンス作家とは過去の栄光で、30歳目前にして既に落ち目になっている美鈴の、再起を賭けた物語でもある。“女オタク”と言われる葉子と、デブでぱっとしない美鈴のコンビだからこそ、応援したくもなってくる。
 読後には爽快感が残った。

 私のHPです。書評に本書のあらすじもあります。
 BOOK Drunker

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紙の本

読後の引きずり感が最高なホラー

2001/12/17 14:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ととこ月砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ヒロインのちょっと不器用で“女オタク”といわれてしまう部分なんかが、個人的にとても共感できたという事はあります。
 でもこの作品の最大のウリは、ホラーにお約束の「恐怖は終わっていないんだ」なラストの部分が最高に上手く出来ている事です。
 程良く日常に疲れたあなたのための、手垢の付いていない恐怖体験です。

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紙の本

幻想的で美しいホラー小説

2008/01/03 21:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の仕事に行き詰まりとマンネリを感じている女性イラストレーターの谷口葉子と、落ち目のバイオレンス小説作家美鈴慶一郎、明治時代の日本画家河野珠枝の「朱鷺飛来図」に魅了された二人は、怖いくらいに妖しい絵に隠された秘密と、女流画家の足跡を巡る取材へと出かけるが、そこで待っていたものは、血も凍るような恐ろしい世界だった。

前半、美術館から河野珠枝終焉の地の新潟、さらには佐渡島へと絵の謎を追っていく過程は、よくできたミステリを読んでいるよう。謎が深まっていき、いよいよその確信へと迫るため奥多摩の山奥へと向かう後半は、我慢していたものが一気に解き放たれたようにそれまでの現実世界とは違った異様な世界が一時にあふれかえり、読者を恐怖へと引きずり込んでしまいます。また、雪の中で咲くボタン、その中を舞い飛ぶ薄桃色の羽根を持つ巨大な鳥、真っ白な雪の上に飛び散る真っ赤な鮮血、鍋の中の桃色がかった薄い赤い汁の中に浮かぶ大根、いも、肉、などなど、恐ろしくも異様な美しさが妙に心に残りました。
下手にハッピーエンドで終らないところも良し。秀逸なホラー小説です。

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紙の本

ヒッチコックの「鳥」を思い出すホラー

2001/12/10 18:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アクエリアス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ファンタジー系の本で美少女美少年の絵ばかり描いてきた谷口葉子に新しい仕事が来た。バイオレンス小説の人気作家、美鈴慶一郎が、明治時代の女流画家、河野珠枝の生涯を描く小説のカバー絵を描いて欲しいというものだった。その仕事を引き受けた葉子は、河野珠枝の描いた「朱鷺飛来図」を見て、うなじの毛が逆立つような寒気を覚える。薄紅色の美しい鳥の絵に、なぜ恐怖を感じるのかわからずにいた葉子に、美鈴もあれは怖い絵だと言い、だから興味を持ったのだと言う。27歳のときに、雪深い庭の石に何度も頭を叩きつけるという、凄まじい死に方をした河野珠枝。彼女の足跡を調べていくうちに、ふたりは恐怖世界に迷い込む。

 ヒッチコックの「鳥」を思い出すホラーと書いたが、もちろんそれだけの話ではない。「救かりました。めでたしめでたし」なんてことをしないのが、この篠田節子氏なのだから。

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紙の本

朱鷺

2024/04/10 09:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

イラストレーターのところに、
明治時代の女流画家の絵を元にした
表紙絵を依頼されるところから物語が始まる。

単行本の刊行が'93ということで、
女性の意識の不変さと、
男性に求められた意識の変革を感じたり。

作中、時代とあきらめるか、それでもちょっとイラっとする男性の言動だけれど、
作品のテーマと連動はしている。

それでもこのエンドはちょっと綺麗すぎるというか、
急にテンプレートに戻った感はあったかな。

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紙の本

神鳥

2001/12/18 23:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「美しいものは怖くなければならない」という著者の、幻想的なホラー。ホラーといっても、怖いだけの作品ではなく、どこか怖さに魅せられるところがある。ストーリーはシンプルで、盛り上がりに欠ける部分もあるが、それでもなお面白い。

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2005/05/23 15:05

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2006/02/10 20:15

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2006/03/11 18:35

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2006/07/09 12:54

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2006/08/25 09:35

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2006/12/05 10:17

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2007/10/10 11:27

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2007/12/15 11:27

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2008/07/12 14:47

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