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みんなのレビュー3件

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

無茶苦茶な迫力

2002/01/16 23:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る

 舞台はペレストロイカ前夜のソ連。現地の女性と、ソ連在住の日本人商社マンが、それぞれ理由は違うが、ソ連治安機関に生命を脅かされる羽目になり、壮絶な逃避行を展開する。
 小説もとてもおもしろかったが、それよりも興味深いのは著者の身元。潜水艦のスクリュー音を低下させられる工作機械をソ連に密貿易した、東芝機械のココム違反事件を、当局に通報した人物である(東芝機械とソ連を仲立ちした商社に勤めていた)。この一件については、同じ著者のノンフィクション、「モスクワよ、さらば」に記されている。併読するとさらにおもしろさが増すので、本書に興味を持たれたら、ノンフィクションの方も一読をお薦めする。
 閑話休題、この小説はとてもおもしろかった。ひたすら逃げるだけの単純な話だが、とにかく無茶苦茶な迫力がある。また、著者はソ連滞在が長かっただけに、生き生きとしたソ連の描写がすばらしく、話に厚みを与えている。
 クライマックスの後の結びの部分は、冗長であるばかりか、とてつもなく暗くて、娯楽小説としてはいただけない。だが著者は、ココム違反摘発の “クライマックス” の後も辛い思いをし、その思いがこの暗いエンディングに反映されているのかもしれない…そう考えると興味深い。

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2013/06/03 22:40

投稿元:ブクログ

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2012/11/29 20:56

投稿元:ブクログ

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