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紙の本

「人も動物」という見方を広めた一冊。

2006/11/27 14:51

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者自身が三部作と言う、「昆虫の社会」(1971)、「社会生物学」(1975)に続く三作目にあたる。原著の出版は1978年、「社会生物学」の考え方を自らの専門の昆虫の研究からはじめ、世間に知らしめた著者が、その考えを人間の本性、人間の社会の理解にも広く延長した作品である。
 この本の出版から何十年か過ぎた現在では、「人間の本性のかなりの部分は他の生物と共通するもの」という考え方はあまり突拍子もないものとは思われなくなった。しかしそれも、この間に遺伝子や神経生理学などの研究が進み、動物との共通性が一つ一つ明らかにされてきたからである。発表当時は、まだまだ今よりも「人間は特別」という考え方は強かったと思う。その中で「人間の中の動物的な面からの理解」を進めようとしていた著者の熱意が本書には満ちている。動物の行動、進化などの動物研究、民俗学や文学などど広範な分野から沢山の引用をしながら、人間の本性を説明していく。
 人間についても「社会生物学」で全てがわかる、解決する、とする著者の信念が強く出すぎている、との感は否めないが、それも新しい分野の先駆者の性(さが)なのかもしれない。「自然科学による知識で再構成された自然の歴史も究極的には新しい一つの神話」と言い切ってしまうのは、一種、さわやかでもある。
 人間の社会への理解を進めるためには、自然科学からの人間の理解と、社会科学の考え方をつなげていかなくてはならない、自然科学系と社会学系の知識の統合が重要、という著者の考え方は、「知の挑戦」(原著Consilienceは1998年、邦訳は2002)に発展してつながっていく。人間も多種の生物の一つとして捉える考え方を広めた著者はやはり「20世紀の知」の一人と言って差し支えないだろう。

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2017/03/01 19:49

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2017/07/23 14:55

投稿元:ブクログ

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2020/10/11 18:18

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