- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本
異形の未来を見たければこの作家の作品を読め
2001/07/05 03:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆたやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
コードウエイナースミスやティプトリージュニアといった作家たちに共通するのは、説明無き異形の未来世界が絢爛に展開し、その世界での道徳ルール政治経済愛情感…が類稀なまでに美しく彫刻された文章で表現されていることだ。
大原まり子が描くのはまさにその作風の作品だ。
展開されるは異形の未来。わくわくするような展開のなかにうごめく素敵なまでに奇天烈な存在たち。未来視たちや銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ、アルカイックステイツ…一連の作品で培われた彼女の小説世界が、この戦争を演じた神々たちでどっかーーんとまとめて炸裂している。
関係無いけど、ジョージルーカスにこの作品読ませたら、絶対にスターウオーズの映画表現が変わるね(笑)
鏤められた連作は全部面白い。順番どう読んでも大丈夫だから、立ち読みするのも結構かもしれない。でも、読むのに夢中になって本屋のおっちゃんのハタキ攻撃のモトとなるのがオチだと思うから、お勧めできない。
きちんと買って、寝る間も惜しんで何度も読んで、疲れて眠って枕代わりに頭の下にしいてしまい、異形のエイリアン達が夢の中で大戦争演じるのを見てしまうのが正しいやり方だ。
枕にしてしまえば、あなたの頭の形がきれいな表紙についちゃうから、古本屋にも売れなくり、これでめでたく一生ものの愛読書になるわけだ。スバラシイ!
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |