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紙の本
われ感じる、ゆえにわれあり。(つぶやき自動)
2008/04/20 17:31
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン - この投稿者のレビュー一覧を見る
つぶやきを修正することによって、行動を変えてゆく。
ただし、なにも思っていないことを、無理矢理、つぶやかせる訳ではない。
自然に思うことに対して、「なぜ、そう思うのか」と問うだけである。
例えば、”腹が立つ”、「なぜ」かを書きだす。
私たちは思考や感情を書き出す習慣を持っていない。
それどころか、つぶやくことさえ、どこか封印してしまっているところがある。
頭の中で思うだけでは、実は”メビウスの輪の状態”を脱し切れにないのである。
キーワードは「なぜ」と「書き出し」。
すると、”なぜ”の根拠があまりに短絡的であったり、幼稚であったり、意味がなかったりすることに気がつく。
本書ではこれを「認知の歪み」と呼んでいる。
「認知」とは私たちが出来事や情報に対して、自然に(と自分では思っている)わき起こる思考や感情(=本書では”自動思考”と呼んでいる)のことだ。
また「歪み」とは、”妥当性がない”ということだ。
本書で紹介されている例でいうと、知り合いとすれ違った時に、挨拶をされなかった(事実)に対して、自分を無視している(認知)に対して、腹が立つ(自動思考)に対して、自分を無視していると認知したのは「なぜ」か、それが「なぜ」無視していることになるのか、そして、「なぜ」腹が立つのか、を書き出す。(このレベルでは書き出している途中で、腹が立つことのおかしさに気づいてしまうが)
考え事をしていて、こちらに気づかなかった、挨拶したつもりが動作や声が小さく気づかなかった、相手は挨拶したが、こちらが気づかなかった、そもそも挨拶されないとなぜ腹が立つのか、価値観の違いを理解しているか。自分勝手に腹をたてていないか等々、思考が広がり、その妥当性を検証していくと、感情も変わっていき、その後の行動も変わっていくのである。
本書では7つのステップを踏みながら、認知の妥当性、自動思考のクセ、考え方の修正、行動の結果検証と自分でできるように具体例を取り入れながら紹介されている。
思考や感情を持ったとき、あるいは、心の中でつぶやきを持ったとき、実際に声に出してつぶやいたとき、書き留めて、そう思うのは「なぜ」かを考えていくと、感情が修正されていく。
どの感情を持ったとしても自分自身であることには変わりないことに気づかせてくれた。
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