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紙の本
「日本の聖女」がよかった。
2001/03/18 20:23
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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作は老夫婦の様子を描いたもので、その静かな光景は何とも寂しい。人間というもののちっぽけさと愛しさを感じさせる。
日本の聖女という短編は細川ガラシヤ夫人を描いたものだ。これを読んで私は宗教というものを考えた。
日本では世間から離れるために宗教がある。浄土思想がその現れだろう。しかし西洋では世間を生き抜くために宗教がある。だから自殺や離婚を禁じるのだろう。その根本的な思想が違う日本という国の中でキリスト教はどんな受け止め方をされたのか?
神を愛するまえに周りの人々ひいては現実を愛すべきではないのか?転び者とされた小西行長は本当に転びだったのか? 彼こそ真の殉教者ではないのか?
深く深く考えさせられた。
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