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1. 自分が日ごろ感じている食品売り場に感じていることが世間の主婦層と合致しているのかを知る
2. 飽食時代とともに、人口減少が加速した現代では、顧客の奪い合いが熾烈になっています。そのため、過去の前例通りの売り方、商品の開発では通じなくなってきました。本書では、様々な食料品店を事例にして失敗の原因と成功事例が書かれています。いずれにせよ、主婦の変化が大きくなり、主婦の気持ちを察することで店の売り上げが上がっていく流れは止まらないです。本書では、具体的な策は述べていないですが、日本人の食生活がどのような変化を遂げてきたのかを述べています。
3. 主婦層の変化がキーワードだと感じました。共働きが当たり前になってはいるものの、社内の主婦の方々も異なる意見を言っているので面白いです。特に面白いと思ったことは、「子供が多いからと言って安さにこだわっているわけではない」ということです。私は子供が多くいる家庭は所得の高低に限らず、食費は節約傾向にあると思っていました。しかし、食にこだわるからこそ、他を削るという選択肢をとっていました。今の時代、ストレスフルの時代で、自分たちや子供の娯楽にお金をかけたいにもかかわらず、「食の時間を大事にしているから、子どもと一緒に何かを作っていることが趣味かな」と言われました。
趣味=娯楽と考えていた自分の視野の狭さを痛感できたので、1つ新しいことを学べたので良かったです。