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紙の本
いつかくるとはしりながら、昨日今日とはおもわざりしに
2001/03/18 12:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「余は今まで禅宗の悟りをいうことを誤解して居った。悟りというのはいかなる場合にも平気で死ぬる事かと思っていたのは間違いで、いかなる場合にも平気で生きることであった」正岡子規
生きるものは死亡率は100%なのだ。
だが、誰もが自分は明日死ぬかもしれない、と覚悟しながら生きてはいない。しかし突然死という幕切れが襲ってきたときに、後悔しないだろうか。
あと三年の命と思って人生を生きよ、と誰かにいわれたことがある。そうでもしなれば、人生を生ききることは出来ないのだろう。
またこの本はたんに心構えだけでなく、周りが困るようなものは残さないこと、など結構具体的な死の準備にも触れている。
一度読んでおくといいかもしれない。
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