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父に買ってもらった本。
5つの短編集。
あまりおもしろくなかった。
いじめについて書いてあって、共感できた。
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人は一体自分の中に隠し持つナイフをいつ誰のために使えるのだろうか。いじめという社会問題を親の視点からピックアップした短編集。痛くて苦しい少年の心を描いた作品。
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これも重松清さんお得意(?)のいじめの話しの短編集。「ビタミンF」よりもこっちが好きかな。「ワニとハブとひょうたん池で」は珍しく女の子が主人公。男の子主人公をよく書く人が女の子主人公を書くと違和感がある事が多いけど、全然そんな事もなくすんなり入り込めました。男の子と違う、女の子の陰険さも描かれていてせつないです。表題にもなる「ナイフ」はいじめられている子のお父さんが主人公だけど、「ナイフ」の持つ意味はすごく分かる気がしました
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「いじめ」がリアルに描かれていて、「著者はホントに大人??」と驚いてしまいました。はじめて重松作品を読む方にオススメです。私もこれで重松清を読み始めました。「いじめ」ってなかなか無くならない。それだけみんな弱いってことかなぁと思います。他人にかまってるヒマなんかねーよってぐらい熱中できるものがあればいいのにね。
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問題をかかえる子供と、その家族の物語。
短編集でした。
親の立場でもある私なので、いじめを受けている子達の話は結構つらいです。
もし自分の子が。。。と考えると他人事ではありません。
でも「エビスくん」はなかなかいいお話でした。
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イジメ問題がテーマになった短編集。こういう作品にありがちな「ほんとうはわかってるんだけど」という相手の思いを先読みしたような感じが好きではなかった。
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いじめが題材の短編集。
心が痛くなるようなシーンもいっぱいあったし、
結局解決してないようなラストもあったけど、
中学生の女の子のような文体や、
小学生の頃を振り返るような書き方が好きでした。
表題作の「ナイフ」よりも、「エビスくん」がよかったな〜
泣けた。
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自分が初めて読んだ重松清はこの作品。いじめに関わる子たちの心情にこれほど寄り添って書けることに、しかも重いだけでなく良質なエンターテイメントとして成立していることに、驚愕した記憶があります。今の重松さんの小説は昔からやってる町の食堂の定番定食のようなもの。
絶対はずさず絶対うまい、おきまりの味わい。たまになつかしくなって食べに行き、ああやっぱりうまいなあ、と感嘆しつつ満足満腹して、店を出るのだ。
心の中でまた来よー、とか思いつつ。自分にとってはそんな作家さんになりました。また読もう。
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いじめって怖いよなぁ。そんなことくらいしか言えない。一番疑問だったのは、なんで教師は見過ごしたり、見てみぬふりができるんだろうか。実際、自分がどうするんだ、って言われたら結構悩んでしまうんだけど、でもいちいち悩んでいうる暇なんかなくて、動かないといけない。これだけひどいいじめを放置ってことはないよな、と思う。でも、ニュースで報道されるようなとか、表には出なくともそういうケースって少なくないんだろう。やるせない。
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いじめの話。これすごいきつかった。リアルで。でもこういうところから目を背けちゃいかん!て感じがしましたね
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「いじめ」をテーマにした短編5作品。
「ビタースィートホーム」はいじめとは関係ない家族の話。可もなく不可もなく。
「ワニとハブとひょうたん池で」も少女の強さがいい。
ナイフもいい話だけど、全体通してやっぱりいじめって哀しくて読後感がよかったのが「エビスくん」だけ。
書き下ろしの「エビスくん」は好きだったなぁ。
いじめられてたけど、その内にあった友情みたいなものが感じられました。
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かなり重たい話も多いけど、これって現実、
って思いました。そして、どんな形でも
教師が少なからず関わっている・・それも現実。
5つの短編をあつめられた作品集
①主人公が女の子ってあんまりないかも、とまず感じました。
「あたし」という言葉が、やけに新鮮に感じた。
いじめられている子の気持ちにリアリティがあって、彼女のプライドが、すごく共感できた。
ちくること、誰かに相談することは、いじめられている事実を自ら受け止め、、自分のプライドをひどく傷つける。
だから、誰にもいえないんだ。
みきのジュリをひっぱたいたときは、かなりすっきりしました。
②自分なら、この状況でなにができるのか、どんな解決策が浮かぶか・・・きれいごとではすまされない現実に立ったとき、
人は、自分は、どんな強さをもてるのだろうかとと考えさせられた。
③なんだか、①と②の上に新たなものが乗っかったような話。
傍観者もいじめている側に入る、学校の道徳の時間に学んだことを
思い起こさせた作品。
自分の子どもが人格を持ち、親の思った姿に成長していない。
ごく自然なことなのだけど、親の視点に立つと、もどかしさと
身勝手さを感じた。
中学生って、ほんと微妙な時期。
群れをなさなければ、自分がいじめられる危険もある、
じゃあどうすれば大ちゃんを救えたのか。
大人になった私も、さっぱり答えは分からない。
④すんごくほんわかした話でした。たしかに戎(えびす)くんは
本当はひろしと友達になりたかったのでは、と思う。
ただ、どんな風にすれば友達になれるのか、分からなかっただけではないのかな。
ゆうこ(ひろしの妹)にあったときの戎くんの優しさに触れて、
そう感じた。
そして、ゆうこも願い事は、ゆうこの本心であってほしいと願う。
⑤足を踏む奥さんのかんじ、けっこう好きです。
大人なんだから、自分で判断すること、簡単そうでなかなか難しい。。。
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「いじめ」を題材にした短編小説集。
重松清の小説をようやく読めた。
とにかくいじめについて、さまざまな視点(被害者、加害者、親)からリアルに書かれている作品で、教員志望故に「こんな子どもがクラスにいたら自分だったらどうするだろう?」とか考えながら読みました。
この小説の登場人物達の気持ちがすべてではないと思うが、いじめに関わる人間の気持ちの一側面を捉えているのは確実だろう。
最後の話の「ビタースウィート・ホーム」の話は、「先生いじめ」みたいな話なのかなと思って、こういう話って実際にあるんだよねとも思った。
「自分の子どもの教育観」と「学校の教育観」というのは、決して交わることがないんじゃないかと思って、凹んだ。
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いじめを題材にしたものが多い作品。表現もかなりきつい事が多く、序盤は読んでて嫌な気持ちになったが、9ヶ月の男の子をもつ自分としては、目を背けてはいけない題材と思い読んだ。
これから子育てをしていくなかで、対子ども、対嫁さん、対家族というもので、全てが潤沢にいくわけではない。
色んな局面にぶち当たっても、乗り越えられる家族を作りたい。そう思った。
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怖くて、辛くて、哀しい描写がたくさんあって、読むのをやめたくなるのに、なぜか目が離せなくて読み進めてしまいます。
それだけ"いじめ"って目を背けられない日常の大きな大きな問題なんだと感じました。
読む世代によって、感じ方が全く違ってくると思うので、10代→20代→30代と、歳を重ねるに連れ読み応えも増えていくと思います。
私は今、20代(❁´◡`❁)
人間の親になってもおかしくない年齢です。
自分自身の学生生活を思い出しながら、自分の子どもが学校に通うようになったら..といろんな過去・未来を思い浮かべることができるので、とても深い本だと思います。
でも、明るい気持ちになれる本ではないので、気持ちが落ち込んでいるときに読むのはオススメしません。
深く静かに、人生について考えたい時には とてもオススメです‼︎(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾