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リングのすぐ後に読んだので、話の展開が分かりやすくてよかったです。
個人的にはらせんの方が好きです。
リングはどこか非現実的な部分があったのに対して、らせんは医学的に責めてきている視点が新しかったです。
ジャンルが途中でがらりと変わった印象を持ちました。
そしてまさか高山がらせんでもあんなに重要な役割を果たしているとは…。
彼こそ予想外でした。
ここまで来たらループも読むつもりですw
今後の展開を予想しつつ読んでみようと思います。
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ホラーとしましたが実際にはSFミステリーに近いイメージ。
『リング』で恐怖のドン底にたたき落とされ次はどんな恐怖がと思いページをめくると意外な結末が待っている。
人の恐怖は未知のものに対して発生する。
幽霊という存在があったとして、なぜそれが起こるか不明なので恐ろしい。
幽霊とは...人間の脳が過去の恐怖の記憶を複数重ね合わせちょっとしたニューロンの暴走であたかも現実世界にそれがいるように感じさせる一種のバグみたいなもの。
と論理的に解決されてしまっていたら、だれも怖がらない。
もしくは実際に幽霊はいるのです!理由は...と存在が理論的に示されてしまったら幽霊も強盗もライオンも出会ったら恐ろしいというだけのものに格下げされてしまう。
『リング』で得た恐怖が『らせん』を読む事によってちょっとトーンダウンした私です。
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やられました!恐るべし、ホラー作家!!
リングで調子に乗って、「怖くないよ~サスペンスサスペンス♪」と調子付いた読者をバッチリ驚かせてくれました。
話の内容はリングのホラーサスペンスとは打って変わった、遺伝子学者の話。
貞子の呪いに科学のメスを入れます。
リングで出てきた伏線をうまく使って、貞子の呪いを遺伝子学的に解明していきます。
話の内容が結構難しく(文系にはね)、高校のとき八木ちゃんの生物を真剣に聞いていなかった人にはちょっと近寄りがたい内容かもしれません。
その難関もクリアして、「うは~これおもしれ~」とマッハ読みしていた自分は、まんまと著者の仕掛けた罠にはまって、夜クリピーにトイレについてきてもらうほど驚かされました。
・・・だって貞子が現実に出てくるんだもん・・・リングで出なかったからって油断してたよ・・・
ここで心臓が止まるほど驚かされた自分は、早く結末を見るためループに急ぐのでした。
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リングの続きだけどリングよりはホラーっぽくなくて、読み終わってもホラー読んだって感じにならない。
あんまり怖くもない。
謎が少しずつ解けていって見える竜司の頭脳と貞子の力。
次はループだ!
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映画で『リング』、『螺旋』は見ていたが、『ループ』があまりにも面白かったため、後追いで原作を読む。
映画のストーリーを知っている人はそのままだが、ホラー作品と見れば、映画の方が臨場感があっていいかもしれない。
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2007年9月17日読了。
監察医の安藤が主役なのかと思いきや、このどんでん返し。やはりこの男が絡んでいたのか。「リング」の主役、浅川の身におきたその後のことがここで解明。そして山村貞子は生きていた。いや生まれ変わっていた。
最初は、ちっともホラーじゃないし、医学的な知識はないので、まず良く出来たミステリーだと思った。だが事件の真相を知って、偶然知り合った女性が貞子だったことに気付いた安藤にしてみれば、やはりこのあたりは結構ホラー。その後の進化したビデオテープの件、あのあたりはちょっと出来過ぎな感もるけど。
「リング」出版の後映画化、そして進化した貞子が増え続けていくのかとリアルに想像してみたら、やっぱりそこもホラー。
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フィクションの「怨念」や「呪い」は不可解で万能なものだと納得していたし、それでいいんじゃないかとも思うんだけれど、医学的生物学的に山村貞子の念を追っていくこの物語もこれはこれで好き。
で、映画のリングはどうしてあんなことになっちゃったの。
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数年ぶりにリングから続けて再読。途中しか覚えていなかったため、序盤のリングの結末をひっくり返す展開に驚いた。文章も随分読みやすくなっていて一気に読んでしまった。リングとらせん、どっちが怖いかと言われるとらせんのほうが怖いが、元々ホラー作品を怖がれない性質なので、さほど怖くはなかった。次はループ。
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こうきたかー!!というラスト。ただ救い(ではないかもしれませんが)があるぶん、怖さは薄れてます。ホラーに説明された科学、という感じです。増殖ここに極まれり…;浅川さんが気の毒すぎました。けど嫌いになれない山村貞子…。あざとくも美しい。
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面白かったです。
ただ、リングの方が自分は好きかなーと感じました。
前作の7日以内におまじないが何かを突き止めなくてはいけないというハラハラ感の方が自分は好きみたいです。
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つまり私もリングウィルスに感染したキャリアの一人ということか。
いやぁ、それにしてもこれはホントに面白かったし、スゲェと思った。
リング同様ホラー的な怖さというよりもミステリー的な面白さを評価したい。
リングでは「オマジナイ」の謎を解くことが物語の本筋で、呪いのビデオに込められた貞子の想いに迫るという、オカルト的な要素が強かった。
対してらせんでは、ビデオがどう人を殺すのか、何故例外が存在するのか、貞子の本当の目的はなんなのか、などということを暗号解読や医学的な観点から解明していくといったように、科学的要素が強くなっている。
前作の「呪い」という概念から今作では「科学」の視点から物語を展開させていく、と一見無理がありそうな方向転換にも思えるが、荒唐無稽にも思える怪奇現象が科学的見地から見事に論理的に説明されていて、そこにはリアリティが存在した。ここがこの作品が本当にすごいと思ったところ。
文系の私は、科学だとか遺伝子だとかウィルスだとか、そういう理系ワードは聞いただけで面倒くさいなと思ってしまうけど、本作では難しいことはほとんどなくて、寧ろそういった分野に好奇心をも抱いてしまったほどだ。暗号解読のとこもわくわくしたよね。
とにかく、全てが論理的に説明できる、ということが本当に読んでいてすっきりと気持ちよくて、なんだか頭が冴えていく感覚を覚えたよ。とにかく一番評価したいのはそこ。
ミステリー的な面白さとは言ったけど、ホラー的な面ももちろんあるし、個人的には寧ろリングより本作の方がホラー的な怖さがあるなと思った。
とにかくすげーや!なんて小説だ!!と読んだ人は思うはず。
そしてループが楽しみすぎて仕方がない。
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このシリーズの新作「エス」が出たというので、再読。本作は科学的シーンから入るし、このシリーズ自体ホラーとしては見ていなかったが、貞子認識時には「自分がこの立場なら恐怖で吐くかも」と思うほどの怖さ。ホラーだけでなく、ミステリー、SF、ヒューマンドラマ色々な要素が楽しめる作品。
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おもしろかった!謎解きもおもしろかったし、派手なホラーシーンは出てこないながらも不気味な雰囲気が出ていてよかった。
ただ、ウイルスの挙動はなんでもありになりすぎているような。
2019/9/8再読
貞子は怨みの感情というよりウイルスの本能で繁殖したい、竜司は種としての人類に刺激を与えて何が起こるか見たい、というモチベーションということでいいのかな。
排卵期の女性がリングの小説や映画を見たらウイルスを受精して貞子を生み出して死ぬ。かつ、貞子単体での生殖も可能。それ以外の人はそのまま1週間で死ぬ?でもそうしたらあっという間に原因特定されて差し止めになる気がするが。または、男性の精子がウイルスに変化したりしないのかな?
解説の大森さんが、作者のマッチョで暑苦しい(意訳)作風が苦手と遠回しに仰っていて同意...。内容はおもしろいんだけどね。
吉野と浅川の兄が安藤より先にフロッピーを見つけられなかったのがちょっとしっくりいかないかな。二人とも編集者なんだからもっと必死で探すんじゃないの?と思った。
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リングに続く二作目。ホラーと恐れるほどの恐怖感はなく、謎解きミステリーを読んでいる感じ。ループが楽しみ。
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面白かった。
前作のリング以上に難しい表現が多い作品。
こちらも幽霊的な怖さは少なく、どちらかというとSFに近い展開になる。