パソコン・マスターへの道 電脳兄弟のパソコン放浪記 みんなのレビュー

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投稿者：にむまむ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　最近は猫も杓子もＩＴ、ＩＴインターネットが生活を変えるなどと騒いでいるが、けして100％の人が同じように使いこなしているかといへばそうは言い硬い状況で、使える人と使えない人の落差の激しさが、この本の面白みであり意義なのか。兄弟でここまで興味の持ち方がちがうものなのだろうか、そんな風に読んでいると、著者の作品で『面白くても理科』シリーズでは博学振りをしめしつつも、興味の持ち方次第でここまでとは。今インターネットをなんとか使っている私としては、パソコンが判ったつもりなのだがこの本を読んでいると、改めてパソコンに限らず情報機器の進化の早さと、けして人間はそれについて行ってはいないのだと思い、新しい物に飛びついてしまう自分を笑い飛ばしたくなる。
　全ては興味を持って、覚える事なのだと思う意外と釣り合っている兄弟の絶妙な掛合いが楽しい。