にむまむさんのレビュー一覧
投稿者:にむまむ
2006/01/08 19:20
花は桜木武士は意地
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
なんとも 日本人だからなのか なんとも引き込まれる話なんですよね 好きな女と生き別れ 男はいやおなしに時代に引き込まれていく 第1巻では主人公がまだ小僧なのだが、それだけに意気がいいので、さらにスピード感がでている 人生の転機があればあるだけ 人は成長していくもので、 走り出した 主人公をどこまでも 見守っていきたくなる この勢いのまま描きつづけられるかは著者の力量なのでしょうが、 男 仙石権兵衛の人とのかかわりに戦国の乱世どうかかわるやら 男気みたいものです
紙の本修羅の刻 13裏 陸奥円明流外伝 (講談社コミックス(月マ))
2002/06/30 22:23
裏と表一身同体少女隊
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最近はやりなのか2冊買わせようとしての策略なのか、ほぼ9割が表と同じ内容なのがわかっていて買ってしまった。 偶然か意見の相違なのか個性がそうさせるのか、二人の兄弟は時代のうねりの中に巻き込まれて生きつつも、これまた個性の塊のような織田信長に出会ったことで魅入られてしまう。少年と兄弟よりも惹かれる者同士にしかわからない精神的なつながりが歴史との話をうまく絡めていて、実に話が深まっていく。時間の流れと人のかかわりの深さの考えさせられる1冊でした。
2002/06/28 20:36
あまりに情熱
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あまりにも刺激に満ちた作品でした。 どうにも入り込んでしまっている自分と走りつづけている主人公たちの世界のなかで根底に流れる柵と悲壮感がへたな恋愛小説などよりも読んでいて涙を誘うのでしょうか?? 著者の作品はどことなく常に心に響いてくる物が多くて作品としては古いのですが、世相と若い心の動きを絶妙に捉えていて絶品です。揺れ動く描写に言霊が見える一冊でした。
2002/05/11 21:53
やりたいことさせられてること
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今 自分自身の中で目的を見出して仕事している人は世間にどのくらいいるのでしょうか?? それが見つからないから定職につかないフリータ-が異常に増えているのでしょうか?? この本を題名だけで惹かれて買って読んでて最近忘れかけていた問いかけが自分に降りかかって来たようなきもちになりました。 仕事がどうとか、世間、政治に不満を持っていたりなんとも考えさせられる一冊でした。 読んでいくうちに次々と疑問が打ち解けていくおもいでした。お勧めしたい一冊でした。
紙の本最後の零戦
2001/08/30 21:39
翼を持った人々
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なんと思い入れ深い飛行機なのでしょうか、正式名称零式艦上戦闘機とは…。戦時中には乗り手は勿論ですが、正に日本の象徴的な兵器であり、よりどころだったのはまちがいないのだろうが、時を経ていくうちに光を失ってしまう姿も叙情的に描かれている。工業製品としての見方と兵器としての存在意義と人々の感情が絡まって、読み物としてのできもよく、資料としても戦記としても読める。忘れらかけられた事柄をもう一度深く考えるためにも是非読んでおきたい一冊だと思います。特に若者にはお勧め。
2001/08/26 23:12
普通や素朴の定義
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最近見かけなくなってしまった素朴な感じとなんとなく懐かしい感じが不思議とこの作品からはあふれてくる。主人公はあくまで自由で、感情をむやみに押さえる事もない。刺激の強い作品が多い中で実に貴重なしっかりとした作品に仕上がっている。下手な人間関係を組み込みすぎる事のない、限られた著者独特の世界観が厚みの元になっている。読み手はあくまで構える事なく読める癒し系の一冊かな(笑)。
2001/03/15 19:37
更に厚みを増す海洋ロマン
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冒険の中で少年は成長し、自然との協調を図りつつ自分を探す少年は凄く輝いている。自分の運命を背負い、悲しみを乗り越えつつ、世界の海を巡り、敵対しつつも人としての心を失わない姿は、少年漫画の王道ではないでしょうか。
紙の本ダーティペア独裁者の遺産
2001/02/24 10:24
若き日の活躍にわくわく
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待っていました、待望の文庫化でSF小説の秀作シリーズを読み返してみたが、挿絵と文章の絶妙さが読んでいて読む側としてはいつのまにか引き込まれている。主人公の二人がより若く元気になっているフラッシュシリーズよりも、想い入れの強い本作をわくわくしながら読んでしまった。メディアミックスとしての本作を是非本来の形でCD-ROM化して欲しい処です。更なる続編に期待します。
紙の本シュナの旅
2001/02/22 23:10
幻想世界寓話
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この本は実に雰囲気を残した絵物語に仕上がっている。人間がいかに愚かで自分の利益の為にはなんでもやってしまうかという独特の世界観で、常に社会に反骨精神で問題をなげかけているが、それは作者の映画にもつながっているような気がする。主人公は何かにうごかされるように行動し自分を正当化して行く中で寓話は進み独特の色彩で書かれた作品はとても良い絵で、著者の新しき一面を見出せる1冊でした。映画や著書に一環して作者の意思が非常に強く反映されているが、商業主義に載せられた最近の映画作品より原点を見出せる本作品の意義は深いと思いました。
紙の本Gundam century 宇宙翔ける戦士達 Renewal version
2002/06/28 20:49
とべとべガンダム
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なんと言っても、ガンダム本の中でも異色なのではないかと思う程の細かい設定否裏ネタのオンパレードなのだろうか。テレビを追いかけるだけでは、これほど思い込みをもてる作品になっていなかったのではないかと思う。この本は何とも今読んでいてよくもここまで広げたものだと思えるほどの設定や考察の連続でして、思い入れの壷であって、自身での二次利用の種としてわくわくして引き込まれてしまう。10年20年と時をへても又新しい物語が広がっていくのは凄いことなのでしょうか?? 自分が放映当時に熱狂した世代だけに、よみがえる記憶は本の数々のデータや文章でいつでも戻れてしまう。思い入れの一冊です。
当然評価も キラ星のごとく。
2002/01/12 12:29
こんな時代だから
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私もサンリオ、アサヒ飲料、ユニマットオフィスコ等々優待付き株式を所有していますが、今不景気大爆発の時代だから、株を買っていたってバブル的な値上がりも望めないままなので、株主優待は楽しい。100万預けて0.02の利息ではなんとも悲しい限りですが、株主優待はなんともうれしいし、なかなかわかりにくい細かい確定日などしらべられたり、お役立ちの一冊でした。
紙の本アクロイド殺し
2001/10/24 09:21
ミステリ−は怖い??
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殆どミステリ−は読んだ事はないのですが、テレビでホームズを見てから古書店でお勧めを聞いてみたら、本書をすすめられました。何の前知識等もないままによんでしまったのですが、何と人間味のある登場人物の多いことかとびっくりし、微妙な心理的な感覚と駆け引きが凄く楽しく読めた。仕掛けと感情の縺れにこそこの作品の旨みがあるのでしょうか、やはり名作といわれるだけはあって楽しく読めました。小難しい文体でなく一幕を楽しむ感覚がよかった。
2001/07/09 13:43
がんばれてつ
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いゃあ 何時読んでも笑える一冊。あくまでもこてこての設定でがんばる主人公。これほど個性大爆発な漫画も珍しいだろう。続けて読むとさらに楽しいのだが、どこから読んでも金太郎飴のような作品です。関西では今もアニメが再放送されつづけている名作で、文庫化によって更にあらたな読者がふえると嬉しいと思う。
2001/07/02 10:06
日本が元気だった頃
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久々にしっかりした歴史物を読んだ気がする。近代日本の中で諸事の問題はあったものの、日露戦争当時の数年間は、確かに日本は自信を持ち活気溢れた時代であった。殺伐とした今と比べれば、雲泥の差なのではないだろうか?? 戦争といふ事実は辛いものですが、時代の転換期にあるので、あまりに語られなすぎる戦史について見直すいい機会になるのではないか。小さな出来事が指揮系統に及ぼす影響という教訓こそ今問い直されるべきなのでは???
紙の本女の子が好き 育児編1
2001/05/31 22:25
みつえちゃんお前もかぁぁ引き継がれる遺伝子
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著者の思い入れの集大成ともいふべき作品「女の子が好き」の続編。実際に著者も出産されていて実生活でも育児に奮闘されているようですが、その経験を余すところ無く発揮して描かれたのがこの作品です。これは育児マンガではないのだが、キャラクターのマニア度はパワーアップして、それが又いい味だしています。子供の成長が怖いといふ話もありますが、多大の影響を与えつつ奮闘する姿を、気軽に読める一冊でした。読んでいると間違いなく引き継がれるんだなぁ、遺伝子ってなんて思ったりして…。