紙の本
あの小説家がモデル?
2018/05/27 04:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
実在する文豪を思わせるような作家と、純真無垢な女学生との交流が微笑ましかったです。第二次世界大戦後間もなく東京の街並みも味わい深かったです。
投稿元:
レビューを見る
読み終わた感想としては、一言で言えば、意味不明ですね。
あとから知ったのですが、小説の中の朽木という作家は、太宰治がモデルなんだそうです。
とはいえ、それを知ったところで、意味不明なことには変わらない。
実の母の話なども含めて、話がいろいろなところで、中途半端な印象で、結局なんだったんだ、という感じです。
面白かったか、面白くなかったかといえば、全く面白くなかった。
ただし、太宰治に興味のある方なら、読んでも納得できるのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
面白かったです。
太宰治が出てくる版「女生徒」みたい。
朽木さんめっちゃ太宰治…乱歩の小説の時も思いましたが、久世さんの文豪の描写は、こんな人だったんだろうなと思わせられる現実感があります。
朽木さんかなりダメなのですがやっぱり周りの人は放って置けないんだろうなこういう人と思います。主人公のさくらも、朽木さんの方がかなり年上なのに母親の気持ちになっていて。
謎の母、さくらのことなのか、さくらの母のことなのか、それとも朽木さんと心中したサチ子さんのことなのか…考えが膨らみます。
さくらが思っていることをずらずらと並べているので、ですます調とである調は混じっているし、思考も飛び飛びだし…でも普段心で考えている事っていざ書き出すとこうなる。
終わった戦争の影も感じつつ、別れも飲み込み、生きていく人たちでした。
投稿元:
レビューを見る
謎の母とは、ピエタ像。
男を抱きかかえる聖母像…、それを太宰と自分に置き換えるのが、久世光彦…。
やっぱぶっ飛んでるな…。