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紙の本
孫子の中の人間主義
2002/03/18 21:25
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投稿者:dill - この投稿者のレビュー一覧を見る
2500年前の中国春秋時代,孫武によってあらわされた兵法書「孫子」。本書は,その内容を通し,現代のビジネスのあり方,企業経営の理想の姿を説く。
筆者は,自らの戦争での指揮経験と,長年の経営コンサルタントとしての経験から,孫子の中にある,「人間主義・合理主義」を導き出し読者に提示している。2500年前にすでに人命や人権を尊重した人間主義が説かれていること,まして,兵法書と言う,戦争の方法を説いた書物の中に存在すると言うことは驚きでもあるが,同時に筆者の解説には,納得させられもする。そこには,第二次大戦の戦場を生き抜いた,筆者であるからこそ,理解しえたものがあると思う。
孫子のすばらしさを一言で語るのは難しいだろう。現代に通じる思想が厳然と存在するからこそ,2500年を経た今なおも,その内容が新鮮に感じられるのだろうか,それとも,現代の社会の混迷が,当時の思想を光輝かせるのだろうか。どちらにしても,孫子には,現代の経済・社会の問題を解決するヒントが散りばめられているような気がする。
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