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紙の本
これはでかい・・・
2016/05/31 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:師走 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集なのかと思ってたら違った!
全部繋がってる!!
それぞれ視点は異なっていて、関口木場に、茜(!)と朱美も出てくる。
これはでかい!と興奮して読み進めていたら怪しい奴ばかり出てくる出てくる。
しかも、ここで続くのーっ?!ってなる。
なんであんたが・・・・・・
鉄鼠の分厚さでさえ1冊にまとめたのに「支度 ・ 始末」に分けるとは・・・大作。
紙の本
ぎゅーーっと詰まった怖さ
2001/03/03 10:55
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投稿者:桐矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京極堂シリーズ、今回は、この分厚さの上、二冊組ときた。もちろんものすごく、中身がぎゅーっと詰まっているのは今まで以上だ。いっきに読んだが、さすがに一日では読み切れず、一冊目を読み終わって寝る前、夜中にトイレに行くのがちょっと、恐かった。
塗仏とは、聞きなれない名だが、この妖怪の正体が明らかになるにつれて、この事件の性質も明らかになってくる。
いつもの通りの京極堂の「付き物落とし」が、宴のクライマックスになるわけだが、ここにいたるまでの、そうそうたる顔ぶれが豪華だ。前作までを読んでいなくても筋には支障がないが、前の事件の関係者がごろごろ出てくる。それに、京極堂を囲む奇天烈な面々も、今回はそれぞれたっぷり活躍する。…が。
冒頭から、かの関口君が事件の容疑者として出てくるのだが、それからずっと惚けていて大した活躍もないまま、終ってしまう。まるで猿回し。猿なのだから猿回しでいいのかもしれないし、もともと惚けているのだからといえなくもないが、…関口ファンの私としては、ちょっと、不満。いたぶるのは、いいとしても、ここまでほっておかれてはかわいそう。
次回はもっと、関口君を可愛がって(いじめて?)あげてください。
そうそう、今回の最後には、ちゃんと、次へつながるような仕掛けがしてあるのだ。そっちのほうも、楽しみである。
紙の本
リアルさ勝る
2007/11/14 00:56
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投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎度毎度、最後の憑き物落としは圧巻です。
分厚い上・下巻を読み進めていく内に「どうやら全ての出来事は関連がありそうだぞ」と朧げながら認識するも、全体像は見えてきません。
そして、どの作品でも京極堂の憑き物落としをひたすらに切望するのです。
本作は、「異様さ(オカルト度)は半減+リアルさは倍+切なさマイナス2割」といった印象。
読み易いですね。
紙の本
京極流、宴しっかり見せます。
2000/12/07 22:57
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投稿者:りーこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は京極夏彦の6冊目の妖怪シリーズです。
昭和28年春、一人の小説家に奇妙な事件の取材が依頼された。それは戦前、伊豆山中に確かに存在した1つの集落が住人ごと、忽然と消えうせているという事件だった。小説家は始め、戦争による記録の消滅だと考えていた。しかしその村に食べると寿命を延ばすことができる「くんほう様」が守られていたという話に興味を持ち、取材をはじめる。調べれば調べるほどに奇妙な点が増え、小さな集落の消滅が、やがて多くの人々を謎に巻き込み、思わぬ方向へと事件は発展していく。
私は読んでいる途中、あまりの登場人物の多さに驚き、戸惑いました。登場人物達はみんな血眼になって消滅したはずの集落を手に入れようと画策していますが、事件の全容が全く見えてこないのです。私は早く全容が知りたくて必死に頁をめくっていくと最後には思いもかけない結果が…。
下巻宴の始末までしっかり楽しめます。長編が読みたい方におすすめです。