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神の目の凱歌 上 みんなのレビュー
- ラリー・ニーヴン (著), ジェリー・パーネル (著), 酒井 昭伸 (訳)
- 税込価格:814円(7pt)
- 出版社:東京創元社
- 発行年月:1998.7
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文庫
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紙の本
ふたたびモート星系へ
2001/06/23 03:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
名作『神の目の小さな塵』の続編。前作から四半世紀、ふたたび接触を持つモート星系と人類帝国。前作では遠くからかいま見ただけだったモート星系の小惑星文明が今回は相手。虚々実々の駆け引きと熾烈な戦闘が繰り広げられます。
『塵』のファンとしては残念なのですが、どうも作品としての完成度が低いように思いました。生きていない設定に、宙ぶらりんの展開。それと、前作でとても良かったあの古めかしさが感じられなくて、ちょっと残念でした。
まあ、『神の目の小さな塵』ふたたびは期待せぬようにという、原著が出た時にアメリカ人がネットで書いていた書評を見ていたりしたので過大な期待はしていなかったのですけどね。前作のファンの人は一応目を通しておくべし、という感じでしょうか。
さて、本作の下巻の巻末には、付録として50ページ弱の「『神の目の小さな塵』合作ノート」が収録されています。これは作者たちが『塵』を書く上でのさまざまな設定や裏話などを披露したもので、『塵』のファンの人は必読ものです。『塵』のファンは、これを読むためだけにでもこの本を入手すべしと云っても過言ではないくらい。この合作ノートの中に、長すぎるためカットされたプロローグ部分が収録されているのですが、これがなかなか読ませてくれます。
遠慮なく長い、完全版『神の目の小さな塵』をぜひ読んでみたいと思うことしきりなのでした。
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