紙の本
ぶたぶたさんに会いたい!
2007/04/21 15:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴぃたぁ・パンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容(「BOOK」データベースより)
こんなお話が読みたかった!こんなぬいぐるみに会いたい。
内容(「MARC」データベースより)
ある朝、ベビーシッター会社から派遣されてきた、ピンク色のぶたのぬいぐるみ・ぶたぶた。ちょっとナンセンスなんだけど、ハートウォーミングな小説。ぶたぶたみたいな友だちが欲しくなる。
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「ぶたぶた 」シリーズの記念すべき第一作だ。
今回、ぶたぶたさんは、色々な職業のおじさんになって、登場する。
目次 職業
初恋 ベビー・シッター
最高の贈りもの 原宿のおもちゃ屋さんの店員
しらふの客 タクシー・ドライバー
ストレンジガーデン フランス料理のシェフ
銀色のプール ホームレス
追う者、追われるもの 普通の会社員
殺られ屋 殺られ屋
ただいま 記憶喪失のぬいぐるみ
桜色を探しに 読んでのお楽しみ!
連作短編集であるが、最後の「桜色を探しに」で、全ての内容が、連動してフィナーレを迎えるという、形になっている。
それぞれに、ぶたぶたさんのというか、作者の暖かい視点から描かれており、本当に「心の温泉」にでも入っているような、優しい気持ちになれる。
テーマも、結構シビアに、不登校の高校生とか、DV被害に遭いそうになっているOLとか、ホームレスとか、、、、、
しかしながら、ちょっと、どうかな、と思ったのは、「ストレンジガーデン」で、ちょっと悩み事があった、シェフである、ぶたぶたさんが、死ぬつもりではなかったが、走ってくる車の前へ飛び出てしまうと言う、設定だ。
「殺られ屋」では、ぶたぶたさんは、ストレスを抱えた客に、「殺される」と言う仕事をしているが、これは、現実味が無く、ぬいぐるみであるぶたぶたさんだから、出来るのね、と言うある意味での一線がある。
ところが、「車の前へ飛び出る」と言うのは、誰でも出来ることである。
作品の中でも、ぶたぶたさんは、ぶたぶたさんを、引っ掛けてしまった女性に対して、「申し訳ない。不適切であった。」と謝ってはいるが、ちょっと、どうかと思う。結果的には、ハッピーエンドとなるのだが、、、、。
一時の、「当たり屋」(保険金詐欺)を連想してしまう。
そのまま、まねしようと思う人は少ないかもしれないが、少し心配である。単なる杞憂で終わればよいが、、、、
http://ameblo.jp/ye0329/entry-10018247677.html
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ぬいぐるみ好きが幸せな気分になれる本。
http://xxxsoraxxx.blog11.fc2.com/blog-entry-78.html
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桜色のぶたのぬいぐるみで普通のおじさん、山崎ぶたぶたと彼に出会う人間たち。初めて読んだ時は、最初のページからぶたぶたのように目が点になりました(笑)心のツッコミもなんのその!お気に入りのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた時の柔らかさとちょっとの幸せを感じるような、ぶたぶたシリーズ第一作目。
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ぬいぐるみを中心に繰り広げられるストーリー。こういうお話を読むとぬいぐるみが単純に布の作り物とか思えなくなってくるな。
うちのぬいぐるみも喋って動いたらいいのに…
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ぶたぶたがいる日常。
というより
ぶたのぬいぐるみがいる日常。
周りのひとは
何故かなじんでますよね。
でも
こんなご近所さんがいたら
絶対楽しいと思います。
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見える人には見える?ぬいぐるみぶたぶた。
私の前にも現れてほしいなと思うけど
私には見えなかったりするんだろうか。
最後に話がまとまるところも面白かったです。
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ぶたぶた可愛い。
短編が何作か入っている形式、一話読みきりなので、どの巻からでも読めます。
ぶたぶたさん、家にも来て欲しい。
タクシーの話が一番好みです。
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ぶたぶたさんシリーズ始まりの物語。
ぶたぶたさんの謎は謎なままで、何故かほっとしてしまった。
重苦しい話もあったけど、最後の話で救われた気分。
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表紙のデザインや生きているぶたのぬいぐるみという設定は面白いが、すごくワクワクや感動という感じではなかったのが、本作品に関しては少し物足りなさを感じた。
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本の世界っていいよなぁと、しみじみと思わせてくれました。
主人公の山崎ぶたぶたさんは、バレーボール大の淡いピンクのぶたのぬいぐるみ。彼は人間が出来ているというか、とにかく懐の広さ、心の細やかさを感じさせます。
彼の存在感。安心感は抜群でした。
小さな体なのに、何でも出来る人(豚?)で、彼と初めて出会った人たちの反応も、とても面白くて、「そういう反応になるだろうなぁ」と思いながら、読んでいて心地いいです。
彼の仕草や表情もとても可愛いくって、想像すると笑顔になっていました。
こんなシチュエーションはありえないと思ってはいけないし、思えなかったです。この物語の世界を楽しめないのは損な気がしました。
この本を読むと、幼い頃にお気に入りだったおもちゃを思い出す人も多いかも。そんなどこか懐かしい感情を呼び覚ますような、素敵なお話でした。
気持ちがリフレッシュしましたよ。彼に会いたいです。
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珍しくミステリ以外の本を。いつもはけっこう意識的に選んでいたりするのですが、この本は一目ぼれみたいなカンジでした。表紙とタイトルと中身にこころがきゅんvとしてしまった(笑)
山崎ぶたぶたさんは、男性です。見たカンジからはわからないけど。
山崎ぶたぶたさんは、けっこう年齢が上の人…中年?少なくとも30歳以上…?
山崎ぶたぶたさんは、けっこう器用。ベビーシッターにシェフにタクシー運転手。どんな仕事もお手の物。縫い物も得意!
山崎ぶたぶたさんは、礼儀正しくて、優しい。とっても。
山崎ぶたぶたさんは、かわいい。
…え?そうはいっても中年のおじさんでしょ?かわいいワケないじゃない!と思った方。
いえいえ、本当なんですよ。全然おかしいことないんですよ。
だってね、山崎ぶたぶたさんは正真正銘、桜色でビーズの黒い目をしたバレーボールくらいの大きさの、ブタのぬいぐるみなんですから。
そんなぶたぶたさんと、彼に出会った人々の、ほんわかファンタジー。
「初恋」「最高の贈りもの」「しらふの客」「ストレンジガーデン」「銀色のプール」「追う者、追われるもの」「殺られ屋」「ただいま」「桜色を探しに」以上9作の連作短編集です。
すいません、手にとってすぐにぶたぶたさんのファンになってしまいました!行動は普通の男性なのに、ピンク色のぶたのぬいぐるみなんだと思うと、なんでこんなにかわいいのでしょうね?やっぱりぶたぶたさんの人徳なのかしら。
「本当は普通の姿なのに一部の人間にはぬいぐるみに見える」といった設定ならばよくある話なんですが、この話は本当に、誰から見てもぬいぐるみです。でも、動くぬいぐるみなんて常識的にありえない。初めて会った人はほぼみんなビックリするんですけど、そのうち慣れていちゃうんですよね(笑)そうして彼の魅力にノックダウン!
でも、ぶたぶたさんの素敵さはその見かけだけではないと思います。「殺られ屋」でのように、優しいだけではなくて厳しく間違いを指摘できる強さを持ってる彼だからこそ、と。
どの話も好きですが、やっぱり1番は「桜色を探しに」でしょうかねー。ちょっとお見事!と思ってしまったし。個人的に、あえてこの1冊を「連作」短編集とした理由はこの作品ですしねv
余談ですが。
ダレか桜色の黒いビーズ目のぬいぐるみを私にプレゼントしてくれませんでしょーか…!ちょっと今、本当に欲しいんですけども!!
あ、ぶたぶたさんみたいに動かなくていいですので!(笑)
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基本的にシリーズ物は、単行本なら単行本、文庫なら文庫でそろえるのだけれど。この表紙の愛くるしさに、これだけは単行本で買ってしまった…!ぱっと見「ぷたぷた」って読めちゃうのも、ぶたぶたさんなら許しちゃう。
外見は愛くるしい桜色の(ちょっとくたびれた)ぬいぐるみ。
中身は中年男性ぶたぶたさんが、ある時はベビーシッター(の責任者)、フレンチシェフ、ある時はおもちゃ屋の店員、またある時はタクシードライバー…etc.と大活躍。
自分に降りかかる、良いものも悪いものもそのまま静かに受け止めるぶたぶたさんの在り方に、自分もそう在りたいと願う。
(シリーズも回を重ねるごとに、ぶたぶたさんもまろくなっていくのだけれど)まだこのころは少しクールさが勝っている感じで、ちょっぴり新鮮。
ただ、鼻をもくもく動かして喋る様子や、短い手足でちょこちょこ動いてるさまを想像すると、やっぱりすごく癒されてしまうからか、すぐ眠くなっちゃってどうしようもないのが困ったところ(笑)
短編集かと思いきや、最後に大きなまぁるい円を描くように繋がる1冊。
「殺され屋」は少し苦くて、それでもぶたぶたさんの温かさが伝わるお話。
「桜色を探しに」 ぶたぶたさんを通じて知り合ったふたりの関係が自然で、なんだかわからないけれど嬉しくて。
すごく良かった。
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何かに疲れてしまって、今は何も考えたくないとき、ちょっと現実のごちゃごちゃから離れたところに身を置きたいとき… そんな時に読むといい。さらりと読めるし、ぶたぶたさんに癒される。
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ずっと気になっていたのをやっと読めました。
ぶたぶた癒される。
ちょっと疲れたときとかに読むと、
癒されるし勇気をもらえるし、
心がほっと温かくなるお話です。
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自分にだけ、かわいいぶたのぬいぐるみに見えている「ぶたぶた」さんが登場するお話集。
表紙で見ると、ぬいぐるみはかわいいし内容もほんのりと楽しい。
でも1冊の本でずっと同じような内容だときつかったです。