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紙の本
茶室を知るには最良の参考書
2002/03/09 18:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、一般住宅に茶室をつくる人が増えているという。はたして、和室に炉を切れば茶室と呼べるのだろうか。そして、どこに炉を切ればいいのだろうか。答えはこの本の中にある。伝統的な、即ち戦前に建てられた家ならまず問題無いというが、最近の家ではうまくいかないことが多い。炉を切る座敷に隣接する部屋の配置、水屋を設ける位置、亭主側の動線、客側の動線、座敷の床の位置と構え、さらには庭とのつながりまで考えなければならないからだ。
初期の茶室から始まり、千利休の侘数寄、古田織部の「景」、小堀遠州好みの大名茶等々、茶室の歴史が簡潔にまとめられている。全体がQ&A形式で書かれているため、ポイントがつかみやすい。専門用語や固有名詞には仮名が振られており、初心者にはありがたい。ただ、図と写真は必要最小限のものなので、様々な茶室を見て楽しむという用途には向いていない。
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