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下巻になると、物語は急展開する。
しかしながら、文中にある善悪の区別や、人々の心理・葛藤の様子は、何処か軽く空虚に思えてしまう。
否、きちんと描かれてはいるのだろうが、私個人には伝わっては来なかった。そう信じたい。
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上巻の何かが起き始めているという緊張感は凄いけれど、
それ以上に、この作品の主役とも言える、村の人々の、家庭・生活などの一戸一戸の描写が素晴らしい。
読んでいる内に村の地形や、家の場所などが目に浮かぶ。
上巻の最後で、敵の正体に主役が気づくのだが、
ちょっとそこがいきなり飛んだ感じがして、下巻の最初の方は失速したが、
最終章では人間の方が敵という視点で描かれて行き、そのまま一気に読み終えた。
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冒頭のシーンにつながるラストですが、ちょっとトーンダウンした印象が。誰に肩入れするかで読み方も変わるので、読み返すと新しい発見があります。
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もちろん下巻も読んでみましたっ!さすがに長いと登場人物がごっちゃになってきます・・メインキャストは大丈夫だけどおじいさんの名前とかなかなか。。。それが難点でしょうか?
人間と屍鬼どちらが「悪者」なのか・・どちらの立場に立ってもなんだかやりきれない思いが残りました。。
読み終わった後は達成感いっぱいでした☆
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3396には上巻のほうがおもしろかった。
下巻はもう登場人物が多すぎて、誰が誰だか、何が何だか分からない。
これは3396のショボイ脳の作りにあるのかも知れませんが・・・。
家それぞれの生者側と死者側の背景や事情の説明、葛藤。
えらく高尚なキリスト教の世界観。途中で飽きちゃったがなんとか読了といった感じ。
上下巻通してとにかく「ヴァンピール(吸血鬼)」という言葉と「辟易」という言葉が多すぎてマジで辟易する。
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屍鬼の下巻。とても厚い本ですが、一気読みしてしまいました。上巻での絡み合った謎が次々に解けていきました。ジェットコースターのようでございました。
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何よりも、長かった。
小野不由美作と聞けばうなずけますが、それでも長かった。
人物像や、話の筋を細々と描かれていてそれはそれで良いかも知れませんが、
わたしは、無駄な部分が多いと思います。
特に前半、止めようかと思った位だるい!!
意外性もなかったし・・・・・
好き嫌いが別れますね。
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下巻。上巻はゆっくり読んでましたが下巻になって流れが勢いづいてくると凄い勢いで読んでしまいました。生きてても死んでからも人間って恐い。
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当時高校生だった私の価値観を足元からひっくり返してくれました。恐怖にとりつかれながら、それでも読むのをやめられなかった。泣けます。
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登場人物がどんどん核心に迫ってくるのが面白い。その迫り方も十人十色。ラストは切ない?感じで締めるはずだったんだろうけど、私は砂子に感情移入出来なかった為か、屍鬼の辛さとか悲しさが伝わってこず、有耶無耶のまま終った感があった。
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上巻の流れから一転、怒涛の勢いで展開するストーリー。
崩壊していく村はもはや止まることを知らない!!
村のカオス状態が上手く描写されてると思う。
そして、最後には医者尾崎がかなりツボにハマって読了(笑)
尾崎のイメージは渡部篤郎あたりか?
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ひとはよくて、屍鬼はよくない。救われない信仰者。生きる人の恐ろしさ。かみさまのてのひらはこんなにも狭い。
読んだ後、色々ぐるぐる考えます。生って結局は、死の上に成り立つもの。
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私が生まれて初めて泣いた本です。下巻まで来ると、本当に読むのを止めたくなくなります。お陰で下巻は学校があるのに3日で読破しました。沢山の事を考えさせられる本でした。
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はっきり言ってしんどいわ。何がって、この異常な状況を把握している人が数人しか居らず、しかも彼らはねじれの関係にあるはけで、つまりは下巻の半分(700ページくらいかな)までその人等を除く村人は淡々と暮らしているのだ、その背後にある恐怖を知らずに。そんな人達が無闇に何の抵抗もできないで殺されていくのを700ページも読まされるのは、しんどいっすわ。というよりもどかしい。何故、この恐怖の正体を知ってる奴は村人に知らしめないのか、それでいていざ知らしめても村人は信じようとはしない、そんなもどかしさ。はよ、進展せえ!と思う。なので、その反動もあってか下巻の後半の展開はとにかく面白かった。今までの鬱憤を晴らすように、ズバッと読めます。それにしてもこんなにも長い間読んでいたのは初めてのことで、なんかこの村に愛着が湧いてきた。あと、こういう系が好きな方は『DARK EDGE』(漫画)を是非読んでください。
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小野不由美だったので前から気にはなっていた本。
でも単行本の方は分厚いし難しそうだし行が2段に分かれてるので遠慮してた。
読む本がなくなったので思いきって借りたら…なんで今まで読まなかったんだ!と思った。
最初の方は読みにくかったけど途中からかなりおもしろくなってきた。
夏留が読んで「そうだったのか」と思ったので内容はあまり明かさないことにする。
絶対オススメな本なのでとりあえず読んでみるべし。
ちなみに文庫本になったので買ってしまった。