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広大な敷地内に、地下通路を張り巡らせる、という突飛なアイデアに惹かれて手に取りました。物語の後半、公爵はエディンバラへ行き”カメラ・オブスキュラ”というものを見物します。暗い部屋の中で、建物の外の様子が手に取るように見える、らしい。私も観てみたい!で、行って観て来ました。本に登場するのと同じものが、エディンバラ城の門前通り、ザ・マルに今も建っています。
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うーん、なんか不思議な話。
面白い?面白くない?
それさえも、よくわからないんですけど。
でも、最後まで読めたので、きっと面白いのだ。
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タイトルに引かれて衝動借り
常に体のどこかの調子が悪く
だんだんと狂気に陥っていく老公爵が
大真面目にいろんなこと(大概無意味だけど彼なりの理論あってのもの)に取り組み
大真面目に記した日記を読んでいく形式
何とも哀愁が漂うのですが
何とも笑える
公爵目線なので、公爵が壊れているなんてなかなか気づかないのですが
たまに出てくる関係者の証言で
公爵を無情なくらい俯瞰出来てしまうのも
また切ない
先日『医学と芸術展』を観に行ったのが功を奏し
頭蓋に穴をあけるシーンでは思いっきり器具が想像できて
気持ち悪くなった
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正直に言おう、よくわからなかった。何故絶賛されているのかも、よくわからなかった。訳者の初訳本ということで多少の拙さ(日記の文体は正直ちょっと時代感がうまくつかめなくて読みづらかった…)もあるのかもしれないですが、変な人だなあこのおじいさんおもしろ…ってくらいでした個人的には。 フラッシュバックの表現とか、少し勢いに欠けて読み進めるのに疲れる感じでした。ご飯中にうっかり頭に穴開けるシーン読んで後悔…いきなりあんなにえぐくなるとは思っていなかった…期待が大きすぎた感がありますね。
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フィクションかと思いきや本当に敷地をトンネルだらけにした貴族がいたそうで、これはいずれ詳しく調べて見たいところ。
侯爵の幻視する少年の謎が思ったほど謎ではなかったのは残念。途中使用人の証言など入ってオムニバス形式かと思いきやそうでもなかったのもちょっと残念。
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只のヘンテコな老貴族の奇行譚かと思ってたら、ラスト20ページくらいで謎解きになってた、奇行振りに比べるとささやかなモノですが。下敷きになった実在の人物がいることの方が怖い(≧∇≦)ところでこの表紙、奇行のクライマックスのネタバレになってないか??