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色んな大人の15歳が分かる本。そしたら自分の15歳と比較できてとても面白かった。江く江國香織の最初で最後のインタビュー集らしい。インタビューが苦手と言っても、やっぱり質問もすばらしいと思いました。15歳の自分に読ませてあげたいし、これから先の20年後にもう一度読んだら何かが変るかも。
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22人の男性に著者がインタビューしたものを、著者の視線でとめた。
それぞれの15歳と今が対比されておもしろい。また、いろいろと興味深い話しが読める。
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江國香織のインタビューの合間に自分の気持ちが書いてあるのが面白かったな。
インタビュアーは客観的に聞いたことを書くべきだと思うけど、やはり人間にはなかなか難しい。
同じ人の同じ話でも聞き手によって、とらえ方が違うのは、しょうがないんだろうなぁ
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(2004.07.20読了)(2004.06.19購入)
「男図鑑」と題して「ミセス」(文化出版局)という雑誌に1994年1月号から1995年12月号までの2年間連載した文章をまとめたもの。
22人の男の人にインタヴューを行いその印象を文章にまとめたものです。質問の一つとして15歳の頃の自分はどんなだったか?ということ聞くことにしたようで、それが本の題名になっている。15歳は中学3年生でしょうか?
「私は、自分がインタヴューに不馴れな事は知っていましたが、インタヴューに不向きなことを初めて知りました。たぶん、私にとって最初で最後のインタヴュー集です。」
江國さんの本は、何でも読んでおきたいという僕みたいな人にはいいけど、本を読むからには、面白いとか役に立つとか何か読んだ甲斐があったというものじゃなきゃ困るという人にはお勧めできない本です。
江國さんの生活をつづった随筆類(「いくつもの週末」「都の子」「泣かない子供」「泣く大人」「とるにたらないものもの」「雨はコーラがのめない」)は楽しくて笑えるけど、この本はそういうものではなかったので残念です。
●春風亭小朝さん 1955年東京生まれ、落語家
落語家になろうと決めたのは、中学一年生のときだったという。「素人寄席」という番組に出たことがきっかけで、それまでその番組をテレビで見て、「みんな下手だなあ。僕が出たら絶対チャンピオンになる」と思っていたとおり、「とんとんとんと五回抜いて名人位をもらい」、文楽師匠に頭をなでられて、「ようがすよ、噺家におなんなさい」といわれたことが始まりだった。十五歳で入門。高校に通いながら芸人の道を歩き始めた。
(僕の小さい頃もラジオやテレビで「落語」や「浪曲」をよく放送していた。学校の体育館で聞いたこともある。)
●大島渚さん 1932年京都生まれ、映画監督
十三歳の年に戦争が終わった。十六歳の年に太宰の死体があがって、みんなで町に出てお酒を飲んだ。その中間に位置する十五歳の日々は、「あんまり悩まずにその日ぐらしをしていたんじゃないでしょうかねえ」。
お父様(農林省にお勤めだった)の蔵書をはじから読み、中学二年生の終戦の日くらいまでには、資本論をはじめ「世界で読むべき本はもうみんな読んだ」と思っていたという。
(僕は、「資本論」をいまだに読んでいない。読んでみたいとは思っている。)
●山本直純さん 1932年東京生まれ、指揮者
中学一年生で斉藤秀雄さんに師事。「親が音楽家で、前から自分もそれしか出来ないと思っていたから」それはとても自然なことで、環境に対する抵抗などしなかった。
「気がついたらそれしか出来なくなっていたからね。大学に行きながら映画音楽や民放の音楽の仕事をアルバイトかたがたしているうちに、もうこんにちになってしまったようなものでね。だから悩んだって程のこともないし、困ったほどのこともないし、理想に燃えたって事もないしね」
●谷川俊太郎さん 1931年東京生まれ、詩人
1931年生まれなので、谷川さんの十五歳は敗戦の翌年に当たる。一年ほど京都に疎開した後で、東京に戻っていたそうだ。当時疎開をした子供が往々にしてそうであったらしいように、谷川さんもこの京都伏見の中学で、「文化的ギャップ」を味わった。学校が嫌いになったのもこの頃からで、ただし学校に関しては、それ以前から「別に好きではなかった」そうだ。別に好きではなかったが、それでも優等生だった。好きだったのはラジオの組み立て。
(谷川さんの本格的な詩の本は読んだことがないが、「ことばあそびうた」(1973年)、「ことばあそびうた また」(1981年)は、子育ての中で楽しませてもらった。)
☆江國香織さんの本(既読)
「東京タワー」江國香織著、マガジンハウス、2001.12.07
「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」江國香織著、集英社、2002.03.10
「いつか記憶からこぼれおちるとしても」江國香織著、朝日新聞社、2002.11.30
「すみれの花の砂糖づけ」江國香織著、新潮文庫、2002.12.01
「とるにたらないものもの」江國香織著、集英社、2003.07.30
「号泣する準備はできていた」江國香織著、新潮社、2003.11.20
「スイートリトルライズ」江國香織著、幻冬舎、2004.03.25
「雨はコーラがのめない」江國香織著、大和書房、2004.05.20
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それぞれ一線で活躍してきた人たちの話は面白かった。
年をとったときに、こんな風に自分のことを話せるって
いいなぁ、と思う。
あと、陳腐だけど、格好いい男の人は年をとっても
少年の心を持っている、ということなのかな。
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甲斐よしひろさんについての文章を読んで、この人も、甲斐さんのファンだったのかなぁと思った。『こんばんは、甲斐よしひろです』で、はじまる『サウンドストリート』というラジオ番組がありました…江國さんの本についてのワタクシのマイブームは、かなり前なので、最近の江國さんの本は、知らない。エッセイばかり読んでて、小説は、まともに読んでいない。
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雑誌『ミセス』に2年間連載されてたエッセイです~。
江國さんが22人の著名人に、15歳のころどうだったか、今とどう違うのか。とインタビューしたエッセイ。
エッセイっていうのはちょっと苦手なのよね。
自分の思ってることが正しいんだ!って。で、お前も実践しろ!みたいな強制的な感じが好きじゃない。山田詠美は別。(笑)
でもこれは、インタビューだからそういう感じなくして読めました。
こんな薄い単行本なのに22人のインタビューが入ってるのに、まず驚き。
そしてその内容の薄さに驚き。
雑誌の連載だから仕様がないんだけど、私としてはもうちょっと内容の濃いインタビューを期待してしまった。
15歳というのは、子供から大人になりつつある時代で、そこに焦点をあてるのはとっても良いアイデアだと思うんだけど、もーっと22人のインタビューを根掘り葉掘り読みたかった。
なんとなく中途半端で終わってる気がする。。。。
一番印象に残ったのは、大仁田厚のパワーと美川憲一の「もう一度同じ人生を歩みたい」って言葉。
私に大仁田厚のようなパワーがあったら何でもやりたいことを成し遂げられたりしたし、美川憲一のように楽しい後悔のない人生が送れたかもしれない。。。
たまに最近「あ、あのときあんなことしなければよかった。。。」「もう一度、あのことに戻ってやり直したい」って思うことがあるからね~。
でも今からでも遅くないよね。これから、そういう人生をおくればいいんだもんね~。
そして死ぬときに「ああ、良い人生だった」って死ねれば最高だね。
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対談集かと思いきや、インタビューまとめでした
長塚京三と石坂浩二若すぎてわろた
五味太郎あんな人なんだな…!!?めっちゃ面白いな…
谷川俊太郎は通常運転だった
そりゃそうだ谷川俊太郎だぞ