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尺度や数字の丸め方、検定の解釈のしかた、よく陥りやすい拡大解釈について、きわめて丁寧に書いてある。記述統計と検定に焦点をあてていて、分散分析までをフォローしている。
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こういうことを書くと自分の実力不足があらわになり非常にアレなのですが、各検定の数値の算出方法や検定の内容がようやくしっくりきました。最後はくどいまでの統計を使う上での注意点が。確かに統計って悪用しようとすればいくらでもできるからなあ。
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わかりにくいうえ説明不足な印象。
わからなくてもいいから使えればいいという系のマニュアルにしても網羅性に欠ける。
よくわからない本
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大学1回生か2回生のときに買ったものの、あまり活用できずに放置されていた本。今になって大活用してる。
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仕事で必要になったから泥縄で読んでいる統計学の本パート3です。
というか、この作者の吉田先生って、わたしが大学時代にお世話になった先生です。
その頃は、わたしが入っていた大学のゼミの先生の助手をされていました。
教育学と心理学の先生だと思っていたのに、なぜ統計の本なんて……と思いましたが、よく考えれば、心理学ってそういえば統計の塊みたいな学問でした。でないと、科学的な研究をしているのか、エッセイを書いているのかわかんなくなりますからね。
まあ、実は教育学もそうで、今、全国学力調査の話なんかして、マスコミなんかは都道府県の順位を出して、なにか伝えたつもりになって喜んでますが、実は大切なのは、そこから何が読み取れるかということだと思います。
それも、「あぁ、何県何位だったとか」そういうことではなくて、「このでている差というのは、本当に差として考えていいのか?それとも誤差なのか?」という部分から考えていかないといけないのだと思います。
本当は、そういう単純なデータではなくて、分析された結果こそを伝えていかなければならないのだし、その時に、ミスリードしないことを考えなければならないのだけど……。
もちろん元のデータについては、分析結果に疑問をもったときのために、アクセスできなければならないと思いますが。
というか、多分、このテストが当該学年の悉皆調査の時点で、まぁ、いい加減な人間がデザインしているということがわかりますけどねぇ。
わたしたちは、普段、ものすごく単純にしか物事を捉えることができない。けっこう、いろいろなところで、錯覚を起こします。
たとえば、「朝食を食べている家庭の子は成績がいい」とか聞くと、「じゃあ、子どもに朝食を食べさせなければ!!」とか、単純に思いがち。
もちろん、朝食を食べることは大切だけど、じゃあ、「朝食を食べれば成績があがる」かというと、そんなことはない。多分、もっと上に両方に影響があるような要因があるはず。
その捉え方をいろいろな面から拡張してくれるのが、統計なのかなぁと思います。
でも、錯覚をおこさせるのも、統計だという、ものすごい諸刃の剣だ。
で、この本ですが、そういう諸刃な部分にたいする記述が、けっこうおもしろく書いてあります。
コレを読んで、やっと前2冊の本に書かれている内容がわかってきた気がします。
まあ、まだ難しい部分もあるのですが、読み物としておもしろい本になっています。
お酒の話を聞くと、吉田先生の顔を思い出します。
最後の練習問題とその後のお話とか、いいわぁ。
これと「心理学のためのデータ解析テクニカルブック」とあと2、3冊で、何とかなりそうです。
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「分かりやすい」と評判で以前に購入したままになっていたもの。この間、統計についていろいろ勉強してきたから理解できたけど、買った当時に読んでいたら理解できたかどうか自信がない。それほど「分かりやすい」とは感じなかった。
ただ、統計を過信してはいけないということはよく分かった。タイトルの「すごく大切なこと」というのは、そういうことかなと思う。
森敏昭・吉田寿夫『心理学のためのデータ解析テクニカルブック』(北大路書房)とセット。
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学生の頃から、必要になると何度も読み返している本です。
「本当にわかりやすい」かは人によるようですが、私には合っています。
統計に関する考え方、捉え方などの解説部分が一番ためになるし、分かりやすいと感じています。なので心理学を学ぶ人には、数式は読み飛ばしてもよいのでそうした統計の考え方の部分を参考にするために一読してみてほしいです。
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「オンラインブックトーク紹介図書2021」
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https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00071481