紙の本
4番とは、タイトルとは、等々
2002/04/02 10:17
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投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1部は日ハム時代の回想。第2部は落合の記憶に残る10勝負の回想。ここでは、長年4番を張ってきた者にしか分からない「4番」の意味、“アーティスト”と“スラッガー”の違い、3度三冠王を獲った者ならではのタイトルの取り方・タイトルの意味などなど、含蓄のある話題が読める。
落合は別に「プロフェッショナル」という書を著しているけど、落合こそはプロフェッショナルであり、そのプロでしか分からない“極意”が読めるというこで、僕は落合の文章が好きだ。
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図書館で読んだ。
落合自伝。引退した年に出版されたらしい。
落合は人前での練習はしていないだけで実際は猛練習をしているんだ。極貧時代(大学を辞めたあと)もあり、確かお金を盗まれてプロボーラーの試験が受けられなくなったとか・・?
一流選手、あらゆる分野で秀でている人っていうのは自分なりの型を持っている人であり、その型を形成できる能力がある人のこと、自分の信念を貫き通すことでもある。人の真似は必ずしも悪くはない。けれども、『こうすればこういう結果に“必ず”なる』といったことはない。
本当は、よくビジネス書で見かけるいわゆる成功本は、その人自身がうまくいった方法であって、真似すれば似た結果になるとは限らないってこと。だから、そういう本の作者はノウハウを盗まれたっていいわけ。
その本でまた儲かるしね。
ようするに試行錯誤の大切さを教えてくれている。自分の型を作り上げる。後悔するのがいやで当時のコーチに『自分のやり方でやらせてくれ。結果が出なければクビにしていい』とまで言い切るいい意味の頑固さ。
内容が濃かった。
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覚えてる度:★★★★☆
3度の三冠王に輝いた落合博満が自らの人生を振り返って書き下ろした自伝のようなもの。
現役時代や監督時代など、その時の落合本人の哲学というか考えを垣間見ることが出来る。
個人的には落合やイチローといった孤高の人タイプは好き。
なんだかんだで結果を残し続けるってのはなかなか出来ないことだと。
この本で一番印象に残っているのが、首位打者のタイトルの取り方。
.333を目指すには、1試合で1つフォアボールを選んで、1本ヒットを打てばいい。
その考えで続けていって、シーズン終盤でライバルの打率を気にする。
んー、なんというか納得出来るけど実際にやるのは難しいんだろうなって印象。
よくある10試合連続ノーヒットとかの時はどうするんだろうか。
落合好きの方は是非。
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後の著作、『コーチング』と比べても、目だって変わったことは言っていない。それは、芯がブレていないということだ。
この変化のなさは、自信につながるはずだ。そういった人物が、仮に部下であれば上司は信頼して仕事を任せるし、逆に上司だったら部下が信用してついて来てくれるというものだ。
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スポーツ関係の本ってたまに読むぐらいだけど、テンション上がる!白黒ハッキリ着く勝負の世界の潔さみたいなところに惹かれるのかなぁ・・・。
でも「張本勲の実戦打撃論」みたいな、落合さんの専門的なバッティングの話ももっと聞きたかった!
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落合さんが現役引退直後に書いた本。
プロ入りから三冠王を獲るまでのエピソードは何度も読んだけど、
ドラゴンズへのトレード直前の日米野球でバッティングを崩したエピソードは初めて知ったので面白かったかな♪