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紙の本
鳴き声がしばらく耳に残る
2002/06/12 14:14
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「みなさんは 知っていますか。またみたことがありますか。
よぶこどり(呼子鳥)という鳥を。」
という問いかけで、この物語は始まります。
子供を捜してさびしく鳴く鳥の声が、本を閉じてからもしばらく耳に残る、美しくも哀しいお話です。
いもとさんのかわいらしい絵も、ラストが近づくにつれて、寂しさの色合いを増してゆくのも、この物語をひきたてていてすばらしいです。
浜田広介さんといもとようこさんのコンビは、文章と絵、互いに引き立てあっていて、すてきな組あわせだと思います。
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