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オーストリア皇后エリザベートが気味悪いぐらい好きだった詩人の詩集です。確かに好きそうだと思った。私は大して好きではないかもしれない。嫌いじゃないけど。
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祖国を愛しながら亡命先のパリに客死した薄幸の詩人ハイネ。甘美な歌に放浪者の苦渋がこめられて独特の調ベを奏でる珠玉の詩集。
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ハイネはユダヤ人。ドイツ語を母語とするがフランスで活動。
ナチス時代は当然、禁書とされたが、ローレライだけは作者不詳として残った。そのくらいドイツ人の心には響いていたのだ。
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ゆったりと過ごした日の夜、バラの香りのタバコを吸っているような気分になる。
読む時の気分によるが、感傷的な気分の時に読むと、一つ読み終えるごとに目を瞑ってもの思いに耽るほど、甘く物憂い気分になる。
よく言えばたおやかだが、表紙のとおり少し乙女チックすぎるところもある。僕は好きだから、ことあるごとに読み返すが。
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新潮文庫のハイネ詩集、こんなに可愛いカヴァーになってるんだ、と、ひさしぶりに。ハイネ、ウーラント、アイヒェンドルフ、と、少しだけ詩の読み較べをしました。ハイネの詩は素朴にすぎるか、と思われるときもあるのですが、でもその叙情は素晴らしい。メンデルスゾーンの歌曲で有名な「歌の翼に」なども、殊更に。音楽家がメロディーを作りたくなる詩って、やはり素晴らしいのだと思います。
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夢と希望に溢れたポエムでござい。楽しく読めました。フランスらしい表現や比喩で、なるほどなあ、と感じた。最近、詩を書いているので参考にしようかなあと思う。
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著作中の政治批判や社会批判によりドイツ当局から監視の目を向けられることになり、フランスに移住し、祖国に戻ることのなかったドイツの詩人ハインリヒ・ハイネの各作品から集めた選集。戻ることの出来ない祖国への郷愁が彼の詩から寂しさとして伝わってきますが、叙情的で甘美さも感じられます。片山敏彦先生の翻訳も素晴らしく、美しい日本語です。政治的なメッセージが強い作品は収録されていません。「歌の本」に収録された数々の歌曲もあるし、詩以外にも色々と残しているので読んだり聴いたりしてみようかな。
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よくわからんかったっ(^p^)
でもハイネの生まれた背景とかを最後に読んだからもう一回読んだらスッと入っていくのかもね。
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ロマンチックな恋愛詩が多いかな。とりあえずかの有名な「ローレライ」が読みたくて買い、他の詩もざっと読みました。また余裕があればときどき読み返してゆっくり味わうのも良いかも。
私はあまり詩集を読まないし、詩を読むよりも小説のほうが好きだけど。
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壮絶かつ複雑なハイネの生い立ちからしか生み出し得ない詩集。
優し気な歌の調子に悲しみや希望をのせ、ただ想い(望みや悲しみ・絶望など)を歌うでなく何処か現実味も感じられる詩の数々。まさに愛と悲しみの詩人とも言えよう。
p46「君が瞳をみるときは」やp208「新潮文庫版への訳者あとがき」に読み入りました。
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Twitterのフォロワーさんの影響で読んでみました。哀切な趣きがあるロマンチックな作風はセピア色の旋律を奏でるオルゴールのよう。失恋の痛み、過去の感傷、時には酷く幻想的な情景などを美しい言葉で表現しています。「蓮の花こころおびえつ」「日没」「蝶」「ああ、わが心あこがる」「姿たおやかなる睡蓮」「炉辺の詩」「不思議にすごい夢を見た」「逝く夏」がお気に入りです。解説にあったゲーテの日記の件には思わず笑ってしまいました。
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Ⅱからだんだん面白くなっていった。
詩集を読み解くのは奥が深く容易ではない。
流麗な言葉とテンポの良いリズム感が心地良かった。
そして詩集にありがちな詩的に書こうという意識がそこまで見えず、さっぱりとした印象なのも読後感の良さ。
何度も何度も読みこなし、ようやく理解が少しずつできるようになるのだろう。