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小学生のとき夢中になった本。
シクイルケが大好きだったなあ。
いま読んでも面白いと思うので、再読したいな。
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児童文学といいつつも、上橋菜穂子さんの本など違和感無く読んでたので、流れ的に薦められることの多い本書を手にとりましたが、わたしには少々児童文学すぎました。
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続きが楽しみ。ポイシュマとワカヒコが再会したときどうなるのかな。
時代はどう動いたのかな。そこにカムイはいるのかしら。
ポイシュマが悲しみと怒りと憎しみで濁ってしまった時は寂しかった。
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運命の子ポイシュマ(縄文)と、ヒコ(弥生)の出会いの章って感じだった。もう一組の主人公たち…戦士アテルイと月の息子シクルイケ(銀髪イケメン)が薄い本…げふんごふん。カムイ(自然神)に囲まれているから邪な妄想は抱きにくい世界だけども。
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「月神シリーズ」といわれている一連の作品です。
「月神の統べる森で」
「地の掟 月のまざなし」
「天地のはざま」
「月冠の巫王」
「裔を継ぐ者」
たぶん小学校低学年くらいから読めると思うのですが、
ぜひぜひ大人の方にも読んでほしいです。
縄文時代から弥生時代への過渡期を舞台にしたファンタジーです。
私は読みながら、文化的軋轢、宗教戦争、人間の尊厳、人権、
などについて考えました。
挿絵も素敵な本です。
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神秘的で透き通った、不思議でどこか懐かしい世界でした。
神やカムイに感謝し祈りを捧げる様は、打算とかそういったものとは全く無縁で大人になると忘れてしまいがちな大事な何かを見つけたようでした。 ( "どうかたくさんのよい獲物に恵まれますように。殺してはならないものを殺すような過ちをしないですみますように" )
ポイシュマが純粋で真っ直ぐで優しくて、ほんとに可愛かったです。
彼は知らない事が多い。でもそれはこれからたくさんの事を知れるという可能性なわけでなんら悪いことではない。それに彼は何が一番大切なのかを知っています。挿絵として描かれている東さんの絵は物語を更に神秘的にしてくれる素敵な絵でした。手を取り合うことの大切さを感じさせてくれる温かい作品。
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日本古代(縄文から弥生時代)を舞台としたファンタジー。
狩猟を中心に生活しているムラの民と、稲を育て定住して組織だったクニを作るヒメカの民があった。
ムラの民・・・月の神の地上での息子・シルクイケ。ムラの長はアテルイ。シルクイケとは幼なじみである。ムラでの言い伝えでは、月の神こそがこの世のすべてのものの死と再生をつかさどる。
対して、ヒメカの民。ヒメカと呼ばれる太陽の神の妻とされる巫女がおり、ムラの長はヒコ。彼らにとっては、太陽が一番の神である。
ムラの民とヒメカの民では、言葉も習慣もちがう。
そのヒメカのクニでは、天候不順での凶作が続き、山へ来ては山菜も魚も動物も根こそぎ取っていった。また、木は切り放題、根こそぎたおし、なんの祀りもしない。そんな事が続き、ムラとクニは互いにいがみあうようになったため、シルクイナとアテルイは、ヒミカの所へ話し合いをしに行った。しかし、2人は捕らえられ、傷つけられてしまう。
そのころ、森では一人の少年・ポイシュマがはじめて狩りに出られることとなった。これは、父と兄姉とともに森の中でのみ暮らしてきたポイシュマの元服のようなもの。
そして、ポイシュマは、傷ついて森の洞窟に隠れていたシルクイナとアテルイと運命の出会いをする。
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図書館の児童書のコーナーで何気なく目に入った背表紙に惹かれて借りてみた1冊。
舞台は、縄文から弥生へと移り変わろうとする古代日本。
命は神々からの文字通り賜物であり、
それらへの感謝を捧げ、祈って暮らす人々が暮らすムラ。
そこへ、己の存在がまるで神そのものでもあるかのように傍若無人に振る舞う、クニに住む人々がやってきて、豊かな自然を踏みにじる。
クニに住まう人々の姿は、現代に暮らす私たちの姿にそのまま重なるようで、胸が痛む。
主人公のポイシュマは、勇気のある男の子。
無知ゆえの浅はかさもあるけれど、それだけにこれからどう成長するのか楽しみでもある。
児童書ではあるものの、大人も読むべきだと思う。
東逸子さんの美麗な扉絵・挿絵も一見の価値あり。
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児童書ですがなかなか良作で
今読んでも面白い。
毒気がなくて
作品世界に吹く涼風のように
清々しい作品。
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小学生の頃から好きなシリーズ。東逸子さんもこの本で知って大好きになった。裔を継ぐ者が一番のお気に入り。
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はるか太古の昔。
山も、川も、木々も、獣も…みな、心を持った存在だった。
人もまた、月神の統べる森の恵みを受け取って生きていた。
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まずは、この表紙の東さんの絵に10点!(因みに10点満点ね 笑) 何とまあ幻想的かつ美しい絵なんでしょうか! この表紙の絵だけで、KiKi の頭の中には様々な妄想が渦巻きます。 特に素敵だと思うのが後姿のポイシュマと思しき少年が座っている月の船と思しき曲線とその向こうに見える森が素晴らしい!! まあ実際のところ、この絵の主役はシクイルケと思しき上半分を占めている神秘的な人物なんだろうとは思うんですけど・・・・・(苦笑)
そして肝心の物語の方ですが、世界観は8点、ストーリーテリングは残念ながら5点っていうところでしょうか?? こういうアニミズム的な世界を描く物語は大好物だし、一応著者 & 出版社の意図としては「縄文時代」を扱っているつもり・・・・・ということで、そこは素晴らしいと思うんですよ。 そして、著者があとがきで述べていらっしゃる以下の言葉(↓)には心の底から賛同・共感するし、「頑張って!!」とエールを送りたい気分がムラムラなんです。
夜空を照らす月というのは、昔の人々にとっては、たいへんたいせつなものであったにちがいないのに、『古事記』や『日本書紀』の中には、月の神様の話はほんのちょっぴりしかありません。 このお話は、月にまつわる神話が消えてしまった謎を、私なりに考えてみたいと思って書き始めました。 それと同時に、私たちの先祖の歴史である縄文と弥生という2つの文明が出会った時代を描きだすことで、私たちの現在と未来を考えてみたいという思いもあります。 なぜなら、縄文時代には、人間と自然は共生していたからです。
ただねぇ、この「月神シリーズ」第一巻の描き方がどうにもこうにも納得がいかないんですよね~。 KiKi も「縄文時代人」と「弥生時代人」は別の人種だっただろうと思っているし、結局は「縄文時代人」が「弥生時代人」に敗北し、現代はその「弥生時代人」の延長線上にあるというおおまかな世界観については著者と同じ思いを持っています。 でも、彼らの邂逅早々に「善良 & 敬虔な縄文時代人」 vs. 「野蛮な弥生時代人」というスタートのさせ方はいかがなものかなぁ・・・・・と。 異なる価値観が対立するわけだから、どちらか一方の目線に立てば当然相手の正義は見えないものだけど、見えないなりの描き方っていうものがあるように感じちゃうんですよね~。
(全文はブログにて)
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小学校のころに図書館で表紙借り(?)してからずっと好きな本です
今でもちょいちょい図書館に行って借りて読んでて、これを読んでからモノを大切にしようと思ったり、なるべくご飯を残さないように、など考えるようになりました
日本ならではの本なのかなぁ
あったかくて、大好きです
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≪内容覚書≫
縄文時代の日本が舞台。
自然も動物も人間も、心を通い合わせ、暮らしていた。
しかし、ヒメカの民が海からやってきたことで、それらは壊され始める。
ムラの若き長アテルイと巫女シクイルケが、
逃亡の最中出会ったのは、
翡翠色の瞳の少年、ポイマシュケだった。
彼らの運命が大きく動き出す。
≪感想≫
名前の響きがとても好きなんだけれど、
後から思い返すと忘れてた。
カムイが出てくる辺り、アイヌのイメージが強い。
児童文学においては、表紙の絵は、
ものすごく重要だと思っているのだが、
この本は、表紙と内容が、見事にお互いを引き立てている。
人と動物と自然が、仲良く暮らす物語はとても好きだ。
もう少し時代が進むと、神様も人間の姿になってしまうけれど、
この頃は、月や熊が神様で、人間が謙虚なあたり、
いろいろ考えさせられる。
今の生活を捨てることはできないけれども、
縄文時代が続いてくれた方が、
人間にとって幸せだったのかもしれない。
縄文から弥生へと生活様式が、
大きく変わって行く時代の流れの中で、
アテルイとポイマシュケが今後どうなるのか、
何をどう決断し、何を捨て、何を選ぶのか、
続きが気になるシリーズ。
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小学生の時に図書室の先生に薦められて読んだところ、
見事にとりこになりました。神様と人間の在り方みたいなものが、小学生の自分にも分かって、今読んでもすごく綺麗な作品だなと思います。