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自殺の殺人 みんなのレビュー

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.5

評価内訳

13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

トビー&ジョージ第三作。 男の死は自殺か? 他殺か?

2023/03/29 11:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る

おなじみ犯罪ジャーナリストのトビーと相棒ジョージは崖から身投げしようとしていた植物館館長を助ける。心配する娘や友人を邪険にあしらった彼は、翌朝、銃を持ち、こめかみから血を流した死体となって発見される。
今度こそ自殺したかと思われたが、銃に付いた指紋が不自然、植物館のカギが紛失しているなど不審な点がいくつも見つかる。はたして彼の死は自殺か? 他殺か?
自殺。と見せかけた殺人。と誤認するよう細工された自殺。と思いきや……圧巻の終盤、推理が入り乱れ、何度も何度も真相がひっくり返る。『毒入りチョコレート事件』(アントニー・バークリー)の系譜を継ぎ、現代本格ミステリのいくつもの傑作(深水黎一郎『ミステリー・アリーナ』や貫井徳郎『プリズム』など)へ接続する傑作。

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紙の本

ますますおもしろく

2016/12/21 09:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ななちゃん大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る

トビーとジョージの強烈ユニークなコンビが大活躍のこのシリーズも第三弾でますますおもしろくなってます。非常にややこしいストーリーですが、登場人物のキャラが立っているので読みにくいという事もなく、このシリーズ通して同じ女性翻訳者がなかなかお洒落な技を見せています。

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紙の本

有栖川有栖もおすすめ?上手い本格ミステリ

2002/03/01 01:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 霧の立ち篭める海岸を持った町アスリントンをふらりと訪れたトビーとジョージのコンビは、嵐の中、身投げをしようとしている男性を助ける。命を助けられながらも不機嫌なその男は、気づかう家族にも心を閉ざしたまま、翌朝の早くに仕事場にでかけると、銃によってこの世から去ってしまう。
 
 自殺をとげようとしていた男が死んだのだから、これは自殺なのか。それとも、自殺にみせかけた他殺なのか。それとも、別の可能性が?
 
 有栖川有栖曰く、幻の巨匠として永きのときにわたって日本のミステリファンの間では《失われいた環》となっていた、ミステリ作家エリザベス・フェラーズの長編第二作。第一作目の『猿来たりなば』で登場した、犯罪ジャーナリストのトビー・ダイクと、その友人にして事件捜査の相棒でもあるジョージが活躍する、トビー&ジョージシリーズの続編でもある。
 
 このシリーズの特徴は、一見、名探偵的な外見や行動力、推理力などを備えたトビーが、実は最後の謎解きを行う名探偵なのではなく、丸い身体でのんびりとした相棒のジョージが、謎の解明という大役を仰せつかっているという、逆説的な設定にある。この設定によって、作品全体に漂っているパロディの要素が上手く生かされている。
 
  
 主人公のトビーは、若いころの心の傷がもとで、若い女性と話すことが苦手という人物。彫りの深い顔つきの、見ようによってはハンサムな青年。犯罪ジャーナリストを職業としている。
 のほほんとした相棒のジョージは、元々犯罪者であったが、それを犯罪オタクのトビーが、犯罪の話をウンザリするほど聞かせて改心させたという経歴の持ち主。
 
 ジョージの改心というエピソードは、ブラウン神父と怪盗フランボウのパロディだろう。もっとも改心させられるのが、丸く短くはちきれそうな身体の(まるでブラウン神父のような)ジョージなのだから、探偵と相棒との立場がここでも逆転している。ブラウン神父というキャラクター自体が、背が高くスマートで頭脳が明晰という、シャーロック・ホームズの作り上げた名探偵のイメージに対する逆説的な存在なのだから、ジョージの生い立ちは、パロティのパロディという複雑なものになる。ジョージ存在こそが、本シリーズを象徴しているとも考えられるだろう。
 
 悲惨な殺人事件に、救いとなるようなユーモアをバランスよく配し、悲劇的な死を受け容れなくてはならない残された人々にとっても、幸福なエピソードを用意しているあたりは、エンターテイメントである小説としてバランスのよさを感じる。作者のセンスだろう。
 
 あとがきを書いているのは、ミステリ作家の有栖川有栖。好きなことをやっているとき、この人は本当に好きなように文章を書いている。しかも、マニアだということを、インクの黒と一緒にしっかりと紙に滲ませているから、偏愛しているんだという雰囲気まで伝わってくる。愛と配慮のあるあとがきは、作品の終わりよりも後に書かれているだけの価値がある。その価値のないあとがきが、ときには素晴らしい作品の出来栄えを台無しにすることもあるのだから、有栖川のあとがきは安心して読むことができる。
 
 この作品でもっとも評価されるべきは、自殺なのかそれとも他殺なのかという、単純だが申し分のないテーマを、素晴らしい構成とキャラクターで書き上げているという点にあることは間違いない。ただ古めかしい様式を守っているだけではなく、単純な謎こそが持っている大きな可能性を、見事なまでに引きだしている。

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紙の本

自殺か他殺か

2001/08/23 11:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 死んだ男は自殺かそれとも他殺か。そんなシンプルな謎だけで最後まで読ませる。二転三転する推理に、ユーモアのきいた会話、すっきりとした解決とこのシリーズの特長がよく出ている。
 「猿来たりなば」を楽しめた人におすすめ。

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2005/02/09 02:07

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2005/02/26 13:16

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2009/10/10 10:52

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2008/09/07 07:23

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2009/10/27 00:27

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2020/04/20 11:11

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2021/01/11 19:11

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2021/02/08 16:35

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2024/03/27 16:43

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