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紙の本
あっと驚くディン五郎
2002/05/28 12:08
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投稿者:ひろぐう - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは作者がまだ20代(1973年)に書かれたもので、邦訳されているSF以外の長編では『夜の終わりに』(1972年)に次ぐ古い作品。『夜の終わりに』は未熟な駄作との印象があったので、正直まったく期待していなかった。ところがどっこい、あっと驚くディン五郎。これが面白かった! 例によって、ストーリーそのものは、まともに語るに値しないほどのB級通俗スリラーそのもの。メインとなるアイディアはリチャード・マシスンの『激突!』(スピルバーグの映画の原作)のパクリといってもいいだろう。しかし、最初から最後まで一気に読ませてまったく退屈させない抜群のリーダビリティは、近作の『インテンシティ』にも匹敵するといってもいい。活字の字面をパッと見るだけで、明解でくっきりとした映画的イメージが浮かび上がってきて、3時間足らず、ほとんど1巻のビデオを観るような感じで楽しく読み終えることができた。やはりクーンツは後期の「高級」な話より、エンターテイメントに徹したB級作品の方が好きだ。
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