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紙の本

『IT経済入門』専門家向けバージョン

2002/11/10 23:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る

篠崎『IT経済入門』では省略されていた細かな統計数字や推計式などが展開されていて,専門家向け(もっとも関数の導出などは「補論」やら「注」として取り上げられているから,僕のような数痴でも読むのに不都合はないし(読み飛ばせばいい),推計式も原理的な単純なもののみ)。参考文献も8頁にわたって掲載してあるから(当然だけど),1999年までの「情報革命」関連参考文献一覧にもなっている。

情報化投資が米国経済の成長に積極的に貢献している実態(「フロンティア」の拡大(『IT経済入門』(152頁))が描き出されているが,1993年から見られるいわゆるホワイトカラーの“中抜き”現象が同時進行している(図6-3「ホワイトカラーとブルーカラー(米国製造業)」(94頁)は生々しいぜ)。“中抜き”されたホワイトカラー労働者たちは,「夫婦三つ働き(スリー・ジョブ・ファミリー)」(「高給の製造業で職を失った中年男性が,朝・夕はスクールバスの運転手,昼間はファーストフードの店員で妻の収入とあわせて生活を支える」(47頁))という状態に陥っている。マルクスなら,情報革命とは“資本主義における第二次本源的蓄積過程だ”と言い放つであろう(言わねーか)。

他方で,いかに日本が立ち遅れているかが,統計数字やアンケート調査で明らかになっている。要するに,job hopperの多いアメリカでは比較的容易だったが,日本ではこれまでの経営慣行の原理的変革には情報革命の影響が及んでいないというわけだ。著者の言葉では,日本においては「リエンジニアリング」がほとんど行われていない実態が浮き彫りにされている。だから,本書ではあまり言及のなかった“取引関係の長期化に伴う費用の逓増”について,2000年の著作では紙幅を割いたんだろう。言い換えれば,「系列」の歴史的役割の終わりは,本書執筆段階で結論されていたんだろう。

執筆業者の大半が将来展望を語る終章では,2「十八世紀イギリスの産業革命と情報革命」で革命連鎖(私の造語)が(薔薇色とは言わないまでも)明るい可能性を生み出しうると予言し,「グーテンベルグの印刷術と宗教革命にみる情報革命」では,いわゆる権威の崩壊可能性(創造的破壊?)を示唆していることは,著述の総括としては好感が持てるし格好いいけど,分析の現段階では,明るい可能性も創造的破壊を通じた創造の可能性も読めてはこなかった。まぁ,本を読んで結論として「ぼんやりとした不安」に苛まれるのは健康上よくないという心配りなんだろうなぁと公平なスタンスを守りたい書評子は辛目のコメントをモゴモゴ口篭もるのであった。

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紙の本

1999/4/19

2000/10/26 00:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日経パソコン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現在進行中の情報化は、技術の変化と社会を変貌させうる情報の氾濫という点で、産業革命や宗教改革に匹敵するような変化を社会に引き起こした。日本開発銀行のニューヨーク駐在員などを経て、現在同行国際部調査役を務める著者は、米国経済を詳細に検証し、米国の情報化の経済効果を分析した。そのうえで、日本の情報化について検証したのが本書である。やや難しい内容だが、綿密な情報革命論となっている。
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