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紙の本
消費者行動研究を体系化し,行動論とマーケティング統計の融合をも目指した意欲的研究
2000/07/17 03:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
消費は「個」の時代と言われる。消費者をマスでとらえる従来のマーケティング手法は明らかに壁にぶつかっており,個々の消費者の購買動向分析に基づく精緻なマーケティング手法が求められている。しかし,消費者の購買意思決定に至るプロセスを追った従来の消費者行動研究が無意味になったわけではないと筆者は言う。むしろ,最新の統計的マーケティング手法を理論としての消費者行動論にフィードバックさせるアプローチこそが必要になっているのだと。
実際,POS(販売時点情報管理システム)データやスキャン・パネルデータ処理の急速な進歩によって,以前に比べ消費者の行動データははるかに容易に入手できるようになっている。一方で,行動論の方は,心理学,社会学,経済学など様々な学問領域から異なるアプローチで追究されてきた結果,百花繚乱ではあるが「包括理論」がないという状態が続いてきた。限界はあるが,従来の理論を体系化し最新の統計技術との融合を試みた点で,貴重な一冊と言える。
(C) ブックレビュー社 2000
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