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紙の本
そのままのわたしの居場所を見つける旅
2004/04/25 21:42
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投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
このお話の主人公は、「ねずみがにがてな、ねこ」。旅の道連れになるのは、「木のぼりができない、さる」と「ほえるのがきらいな、いぬ」。そろいもそろって、普通はその動物がもっとも得意なことができない「だめ三びき」である。ねこはねずみが苦手なばかりに、飼い主にお払い箱にされそうになったり、ねずみにばかにされたりする。さるは木のぼりができないばかりにさる仲間に相手にされない。いぬは年を取っている上に、ほえないからということで裏口に回されてしまう。だめ三びきではあるけれど、それぞれ、得意なこともある。ねこは大人になっても木にのぼるし、さるは芸が得意で、いぬは鼻がいい。でもだからといって、元の場所では三びきの良さは良いところとは見てもらえなかったのである。それぞれ自分の居場所がなかった三びきは、あてもないのら暮らしの旅に出て、最後には、三びきは苦手は苦手のまま克服したわけではないけれど、得意なものを生かして、新しい居場所を見つけるのである。誰もが、いいところも困ったちゃんなところも、そのまんまで丸ごと受け入れてくれる場所を見つけられたら、幸せだよね、としみじみと思わせてくれる。わたしもそんな場所を見つけたいし、誰かをそんな風に受け入れてあげたいなと思うのだ。
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