ささやかだけれど、大切なこと。 みんなのレビュー

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投稿者：蜜香　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　心が疲れたときに、心を癒してくれる本はないものか？　さがしていたら本書を見つけた。『ささやかだけれど、大切なこと』というタイトルに惹かれたのだ。開いてみると、「心と体をリラックスさせる秘密がたくさん詰まっています」とある。
　「不安になったり、イライラを感じたり、（中略）あなたにふさわしいアドバイスが見つかります。これで悩みとはさようなら。」（Ｐ2）なんていうのも書いてある。好きなページを開いてくださいとあるので、　＜＜あれこれ言っても、やっぱりポジティブが一番＞＞（Ｐ22）の項を、開いてみた。
　「いつもポジティブな言葉を口にしていれば、どんなときもポジティブな態度でのぞめます」。ここのところ心が不安になっていたのが、本文を読んでからは前向きな言葉を発するようになった。すると、悩みはあるが、がんばることができている。悩みというのは家庭の事、子供のこと。他人からしてみればささやかなことだろう。いきづまった時に、友人に相談してはアドバイスなどをもらっている。　＜ポジティブ、ポジティブ＞　と呪文のように自分自身の中で、繰り返していたら素直な気持ちでアドバイスを聞き入れる事が出来た。だが、プラス思考でいても解決の糸口が見つからないとき。
　＜ポジティブなだけじゃ、まだまだ足りないなぁ、他にないかな？　もっと心に沁みるアドバイスの言葉は？＞　すると、Ｐ35に　＜＜選ぶのは自分＞＞　「あなたは気がついていますか？———あなたの生き方を選ぶのは、あなた自身です。肝心なのは、そのことを知っているかどうか。自分で選べるとなれば、窮屈な思いとはお別れです」。シンプルだけど、これこそ自分自身が欲しかった言葉！　そう、結局自分自身なのだ。どんな結果が出ようと決めたのが自分であれば、回り道をしても、後悔はしないだろう。
　心に沁みこむ本書のアドバイスによって自分の気持ちに余裕が生まれ前向きになれた。それは、大切な事は何か？　が、押し付けがましくなく、音楽のように優しく心にすーっと入り込んできたからだ。