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電撃戦 グデーリアン回想録 下 みんなのレビュー
- ハインツ・グデーリアン (著), 本郷 健 (訳)
- 税込価格:5,060円(46pt)
- 出版社:中央公論新社
- 発行年月:1999.5
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紙の本
この男が「ならず者」だった
2016/10/24 20:35
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この名立たる将軍はワルシャワ蜂起で悪名高いカミンスキー旅団とディルレヴァンガー旅団を「武装親衛隊に加わらない」とあからさまな嘘を書いているが、フェーゲラインがヒトラーに向かって両旅団を「奴らはならず者です」と述べたと書いている。しかし、当のフェーゲラインが1941年にSS騎兵旅団を指揮していた時期にユダヤ人の虐殺を行っていたように、ハインツ・グデーリアン将軍は「高潔な軍人」であるかのように言われていたものだが、シュタールベルクの回想録で実はポーランド人の荘園を奪って恥じない「ならず者」だった事が知られているようになった。「総統からの贈り物」の著者達はグデーリアンを批判しながら、「ダイペンホーフ農場の取得についての記述がまったくないのは、特徴的なことである」と見当違いな事を書いている。「戦車兵総監」なる仕事は相当に暇らしく、本人が「物件」を調べた事を書いているし、シュタールベルクの本でエーリヒ・フォン・マンシュタインが何の実権もないグデーリアンの訪問を迷惑がって書いているのは当然だろう。
「ケストナーの終戦日記」で引用されている彼の「絶叫」なるものは「そしてドイツ軍がロシアを進軍している間、『悪魔の人焼きかまど、ガス室、その他類似な空想の産物など』を自分は全然みとめたことがない」という代物だが、グデーリアン将軍は「私自身がそれを知り得たのは、第三帝国崩壊以後のことであった」と嘘を書いている。
この男が書いている事は信用しない方が賢明だ。
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