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紙の本
悪徳刑事とその内部に潜むもの
2006/03/13 22:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の雑誌、2005年10月号の「頑張れ、翻訳ミステリ」の特集で、取り上げられていたので読んでみました。
アーヴィン・ウェルシュって、映画「トレインスポッティング」の原作者で、どうやら、英国(本当は、スコットランド)の90年代を代表する作家であることは、まちがいないみたい、、。
簡単に言うと、悪徳警官(刑事)の捜査の日常の話しなのですが、
兎に角、文体が凄いの一言。
スラング、侮蔑語、差別語、のオンパレード、
遠まわしに、何を書いてあるのか、判らないところもあります。
(殆ど、直接すぎるほど、の表現ですが)
で、表現だけでなく、このブルース・ロバート(通称ロボ)
という刑事、やっていることも、めちゃめちゃ悪いです。
違法すれすれ、どころか、違法行為だらけ、、
で、この強烈な刑事に一人称の記述とともに
併記されるのが、この刑事の中に寄生する、”サ○ダムシ”の独白。
サ○ダムシが、語りだすと、本文より、上にサ○ダムシの独白が
印字されていて、本文が読めないように、製本されています。
まぁ、お上品な方は、ちょっとNGかもしれません。
この、悪徳刑事の日常とその捜査(一応、殺人事件が起こっている)
で、終わったら、この本というか、この作家は、
平凡な作家となるのだろうけれど、
全然、違いました、
最初は、もっと食べろとか、もっと食べたいぐらいしか、
独白していなかった、サ○ダムシが、この悪徳刑事の
内面を語りだすところから、一気にこの本は、その世界観を
人間の内面を語りうる文学的世界に、まで広げていきます。
そして、殺人事件の犯人探しにまで、、、、、。
ウェルシュって、正に、コピーをホッチキスで止めただけの
アングラ誌が、発見して、世に出し、
スコットランドの社会の底辺から浮かび上がってきた、作家だそうで、
そういう、俺には、表現としては、こんな風にしか出来ないよ
と悪びれずに、書きなぐっているパワーが感じられます。
純粋な翻訳エンターよりも、
現代文学に近い感じでした。
紙の本
めちゃくちゃ
2001/08/26 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく読みにくい! そして入り込めない! 原文はかなり汚い言葉のオンパレードなんだろうが、今回はそれをそのまま訳しているらしい。本のカバーの色が青・ピンク・黄色と選べた点は面白かった。
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