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本を読んでて声を出して笑えるのは本当にこの人ぐらいなんじゃないかと思う。この人の描写はすばらしい。
痛快でテンポよくさくさく読める。
あーおもしろかった。
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軽い読み口。声を出して笑ってしまった。純粋すぎて不器用な3人のはみだし者が、それぞれの裏切られたものに復讐する話だけどカラッと笑えてたまに切ない。
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元ヤクザ・元自衛隊・元官僚の3名が集められた。
法では裁くことのできない悪に立ち向かうために・・・
今後続くプロローグ的な位置づけであることもあって、本編は短め。
元官僚の広橋の復讐がメインとなっており、十分に楽しめる内容。
他の主人公達が活躍するであろう次作以降も楽しみ。
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少々思想が一定のベクトルを指していますが、浅田先生らしいといえばそうなるか、という話。その辺りは差し引いた感想はドタバタ喜劇かな?
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上質なエンターテイメント。
「作りこまれた笑い」は、これほど気持ちいいのか、と改めて気づく。
浅田次郎といえば、鉄道員(ぽっぽや)みたいな優しい人情モノのイメージだった。
でも、彼がこれを貸してくれた。浅田次郎は悪党モノを読まずして語れない、とのこと。
確かに、こっちがベースになって、鉄道員みたいな優しい物語が書けるのかも。
あくまで軽快で、一人一人のキャラが濃く、かけあいもとても楽しいです。
思わず、にやり。
最後のリバティ社のコンピューターシステムへのハッキングのシーンは、痛快でした。
そして、悪魔の正体がわかるところも、面白く作ってあるな~~~~~くそ~~~~と、にやり。
こういうエンターテイメントは、大好物です。
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再読。敵の悪事がサラっと触れられているだけなので、3人の復讐にやりすぎ感がある。特にアメリカかぶれの自衛官は可哀想だった。最後に出て来た女の子は可愛くて好き。
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プリズンホテルが好きな人におススメというレビューを読んで試しに読んでみたら確かにプリズン好きな人ははまる内容だったw
ラスト(3巻目)でプリズンの方が好きだという人と、どちらも好きという人とで分かれそうだけど、どちらも浅田さん作品好きには納得の終わり方かな。
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セリフのテンポが良い。
独特の言葉回しでグングン話が進んでいく。
話の設定と展開の仕方が上手いです。
また、短編の連作なので、1話のボリュームが重すぎずすっと読めます。
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これはこれで楽しめたんだけど、やはり浅田次郎さんの作品となると自分の中で期待が高くなってしまうのだなぁ。他の作品と比べてしまって、☆3つ。
シリーズもののようなので、続きもいずれ読んでみようと思います。
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ドラマがよかったので読んでみた。いや〜〜面白かった。3人とも個性的で素敵な悪党でした。個人的には、軍曹が好きです。(^-^)
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とても面白かった。
勧善懲悪や復讐物は多々ありますが、ここまで爽やかで清々しい復讐劇が成り立つのは、解説にも書かれているように、浅田次郎作品が「性善説」からなっているからだと思います。
3人の不器用で世間からはみ出してしまった各界の英雄が、腐った世間に復讐をする――と書くと殺伐とした印象ですが、その内容はことごとくコメディです。子どもみたいに自分の偏った矜持を貫く3人が結束して行う戦いは、どこか007などの海外ドラマやアニメの娯楽作品を思い起こさせます。
続きが楽しみ。こういうの、大好きです。
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話の設定、登場人物のキャラ設定、素晴らしく、思わず吹き出してしまうのだが、それでも人情の機微に触れて時々目頭が熱くなる場面がある。
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2月11日に『鉄道員』を読み終えて以来の浅田次郎さんの文章は、理系作家?森博嗣さんの本を11冊読んだ後の頭に優しい。
メインキャラクターを設定するところまでが絶妙だ。私は最近嵌っている森博嗣さんは、何事も感情ではなくロジックで判断するような(実は違うのだが)頭の良い登場人物を描くが、浅田次郎さんは、一本気で、融通が利かず、世間とか価値観がずれている登場人物を描くのが上手い。そして彼らは、冒頭から本が閉じられるまで読者に愛され続けるのだ…
同僚から借りた『きんぴか(三人の悪党)』を読み終えた。「浅田次郎さんの気の利いた会話を楽しませる文章は、森博嗣さんのS&Mシリーズを読み終えた後の頭に優しい。」と思いながら読み進めていたら、最後に「ネットワーク会社“リバティ”の全データをクラッシュさせる」という企てが勃発して、一瞬S&Mシリーズの世界に引き戻されたような錯覚に陥ってしまった。結末が尻切れトンボのような感じがしたが、そういえば全3巻だった…エンジェルに再会できるのなら是非、続編が読みたい♪
浅田次郎さんの小説を読むのは、『闇の花道』『残侠』『地下鉄に乗って』『鉄道員』に続いて5作目(5冊目)だった。どの物語も、「どのような境遇に生まれても、矜持を失わずに生きる道がある」と教えられているようなエネルギーを感じた。『血まみれのマリア』『真夜中の喝采』も是非、読みたい。
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三人の出会いまでの導入、そして出会った時の「これから何か」が起こりそうなワクワク感。一気に読めた。
この巻は導入編という感じで、各編が読みやすいがあっさりしている気がする。各編の終わりはあれはあれで余韻があって良いが、個人的にはもう少し内容的に説明がほしいところ。
「GOOD UNLUCK」がかっこいい!
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3巻あわせてのレビューです。
大人気の浅田次郎。彼の著作が原作の映画はほとんど観ていますが、初めて手に取った本がイマイチだったため、これまで遠ざけてきました。ところが、なかば無理やり貸してくれた人が。貸されたのは『きんぴか』、しかも3巻セットかよ!と内心憂鬱に。ほかにもようさん読みたい本があるのに、借りてしまったものは仕方がない、早めに読もうと渋々着手したら、お、おもしろい、おもしろすぎるじゃないですか。
元ヤクザの坂口健太(通称ピスケン)、元自衛官の大河原勲(通称軍曹)、元政治家秘書の広橋秀彦(通称ヒデさん)の3人が主人公。それぞれ、敵対する組に乗り込んだり、単身クーデターを起こしたり、収賄の罪を着せられたりと、いずれもワケありだけれども男気あり。元刑事のゴンさんに声をかけられて手を組み、巨悪に挑みます。
ちょうど手湿疹が少しだけ落ち着いた頃に読んだこのシリーズ。目からウロコだったのが軍曹の気持ちを綴るシーン。バリバリの軍人で、「普通の人」の生活には慣れない軍曹は、夜になってもなかなか寝つくことができません。そんなとき、「そうだ、寝られないなら寝なきゃいいんだ」と悟ります。手のせいでなかなか眠れないのに、ちゃんと眠らないとと思い、余計に眠れなかった私。軍曹のひらめきを読んで、「そや、眠くなるまで寝んとこ」と開き直り、眠くなるまで本を読むことにしたらものすごく気持ちが楽に。
笑って泣けます、『きんぴか』シリーズ。