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第17回現代詩花椿賞 受賞作品
みんなの評価4.0
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評価内訳
2013/09/20 15:34
投稿元:
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止むことなく堆積する 荒れくれた日常の波の中で、 ある「とき」の、 今では喪失したその瞬間への 慈しみ、また愛慕が、 おぼつかない足取りのような 不器用な言葉遣いで以て ここに表現せらる 校庭だったか境内だったか ぼくはひとりで立っていた ゆうまぐれ おはぐろとんぼがいっぱいうかび なにかひそんでいるような ぷうるはふるいまみずをたたえ いまがいつだかわからなかった ここがどこだかわからなかった 地表はあかるいひかりをやどし 砂丘みたいにきめこまかくて ぼくはひとりで立っている ぼくがだれだかわからなかった こんなとおくにつれてこられて こんなとおくにひとりのこされ ぼくはなにかをまちわびていた ゆうまぐれ おはぐろとんぼがいっぱいうかび こしかたはもうどこにもなかった
2019/04/07 08:11
1999年刊。 作者の池井さんは「いかなる月の下に後記にかえて」で、「これらは私の意図して描いたものではなかった。ある日、あるとき、あるみちすがら、私へ差し込んできたある月の光だった。いかなる月の下でか、私はこれらを受け止め、忠実に紙片へ移しただけだった」と述べられています。 この作品集も家族を想う気持ちがやさしくみちあふれているようにかんじられました。 そしてまた、それを失う寂しさをもともにかんじました。 「手」 「牽牛」 「あなたへはやく」 「わたしのバスは」 などがよかったです。 「水陽炎」 まんかいのつつじの根方(いつものように) ちちがしゃがんでいます(いつものように) 草をむしっているのです(いつものように) さんさんと陽が差しています(いつものように) とうちゃんとよべば(いつものように) あなたはぼくをふりかえり(いつものように) ぼくのなをよんでくれます(いつものように) さんさんと陽が差しています(いつものように) とうちゃんはもうおりません