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紙の本

大正時代の日本の性科学者である小倉喜代三郎氏が設立した相対会による官能小説です!

2020/07/07 08:43

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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、大正時代に活躍した日本の性科学者であり、社会運動家であった小倉清三郎氏が性の研究のために設立した「相対会」によって著された作品です。同氏は山本宣治氏と共に「自慰」という言葉を造り出したことでも有名です。同書は、第一次世界大戦直後のベルリンへ下心をもってやって来た日本人旅行者が赤い帽子のドイツ娘と出会い、一回の食事代にもならないほどの僅かな代価で森の中で性行為に及ぶという話です。しかしながら、その旅行者は十分に満たされず、その二日後に赤い帽子の女をホテルへ誘って再び悦楽に耽るというストーリーです。同書には、この表題作のほかに、「ビデー雑話」、「生活断片」、「夜更けの小道」、「瑠璃さんの記録(女の自慰の実例)」、「微妙な膣を有った女(ある男の話)」という6篇が収めれています。

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