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紙の本

ギリシア哲学研究者によるしっかりとした哲学辞典

2002/10/30 04:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:scilicet - この投稿者のレビュー一覧を見る

主にギリシア哲学研究家が中心となって書いている辞典。そのために、古典に関する用語は項目も多く、説明も詳しい。たとえば「アイオーン」などの項がある和製哲学辞典はこれだけだと思われる。

 概念を古典からしっかりと歴史的にその変遷も含め、かつ哲学者に即して解説しているので、信頼できる記述になっている。しかしあくまでもギリシャが中心で、中世や経験論あたりの哲学の解説はあまりない。たとえば「存在」の項にはパルメニデス、プラトン、アリストテレス、プロティノスのそれぞれの説の解説が三ページにわたって書かれているが、スコトゥスやスピノザ、それになぜかハイデガーさえについても書かれていない。しかしまあこれは、一人の研究者が一つの項を書くというこの辞書の方針上仕方のないこと。

 しかしこの辞書にはほかの哲学辞典にはない書き手の問題意識が感じられる。これは希有なことだろう。たとえば、「永遠回帰」の項などは執筆者のしっかりとした問題意識が感じられて面白く、ただの教養にはおわらせない。

 なお、個々の哲学者は辞典の項目に独立では含まれてはいない。代りに、巻末に各哲学者の原典名(日本語の)一覧が載っている。しかし索引がないのがちょっとつらい。とはいえ、これが今日本語ででている最も優れた哲学辞典だと思われる。

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